知的障害児のワーキングメモリの特性解明とその教育支援方法の開発
Project/Area Number |
16J03677
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Special needs education
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
大井 雄平 東京学芸大学, 連合学校教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ワーキングメモリ / 注意 / 記憶 / 知的障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、知的障害児におけるワーキングメモリの特性解明、及びそのエビデンスに基づいた教育支援方法の開発である。初年度の平成28年度には、知的障害児におけるワーキングメモリの特性解明に向けて2つの研究を行った。 第一に、知的障害児の視空間性ワーキングメモリに関して注意制御の観点から研究を行った。ここでは、単純な保持だけではなく注意制御が必要となる状況において、知的障害児の視空間性ワーキングメモリがどのような特性を示すのか、記銘項目に対する処理様式も考慮に入れて検討した。同時/継次的に呈示される視空間情報に対して、単純な保持または記銘/想起時に注意を制御しながら保持することが求められる実験課題を作成し、心理学実験を実施した。その結果、知的障害児・者では注意制御が求められる場合に課題成績が低下し、特に継次処理かつ記銘項目への焦点化が求められる場合に課題成績が最も低下した。知的障害児・者において比較的その機能が保持されていることが示唆されている視空間性ワーキングメモリに関して、状況に応じた機能低下の可能性を示した点で意義があると考えられる。 第二に、知的障害児における視空間性ワーキングメモリに関して情報統合の観点から研究を行った。ここでは、視覚情報や空間情報といった単一のモダリティだけではなく、それらを統合して保持する能力が知的障害児においてどのような発達を示しているのかを検討した。物体の形(視覚情報)、位置(空間情報)、またはその組み合わせの保持が求められる実験課題を作成し、心理学実験を実施した。その結果、定型発達児については十分な量のデータを確保することができたが、知的障害児・者については障害の重症度によっては課題の遂行が困難であることが明らかとなった。これによって一定の知見は得られたものの、今後は測定方法の調整等を行いつつ、さらに検討を重ねていく必要がある。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Spatial working memory encoding type modulates prefrontal cortical activity2017
Author(s)
Oi, Y., Kita, Y., Suzuki, K., Okumura, Y., Okuzumi, H., Shinoda, H., & Inagaki, M.
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Journal Title
NeuroReport
Volume: 28
Issue: 7
Pages: 391-396
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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[Journal Article] Mental transformation of a constantly visible item and a memorized item2016
Author(s)
Okuzumi, H., Oi, Y., Saito, R., Ikeda, Y., Hirata, S., Haishi, K., Kokubun, M., & Oi, M.
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Journal Title
International Journal of Psychology
Volume: 51
Issue: S1
Pages: 204-204
DOI
Related Report
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[Presentation] Mental transformation of a constantly visible item and a memorized item2016
Author(s)
Okuzumi, H., Oi, Y., Saito, R., Ikeda, Y., Hirata, S., Haishi, K, & Kokubun, M.
Organizer
The 31st International Congress of Psychology
Place of Presentation
パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
Related Report
Int'l Joint Research
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[Presentation] Involvement of frontal activities in proactive inhibition depends on the proportion of incompatible stimuli: a simultaneous EEG and NIRS study2016
Author(s)
Suzuki, K., Okumura ,Y., Kita, Y., Oi ,Y., Shinoda, H., & Inagaki, M.
Organizer
The 31st International Congress of Psychology
Place of Presentation
パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
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Int'l Joint Research
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