マイクロRNA生合成不全性神経幹細胞分化異常によるレット症候群発症機序の解明
Project/Area Number |
16J03827
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Neurophysiology / General neuroscience
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中嶋 秀行 九州大学, 大学院医学系学府, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | Rett症候群 / MeCP2 / astrocyte / miR-199a / RTT / 神経幹細胞 / microRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は以下の研究を行った。 1)MeCP2欠損およびmiR-199a欠損マウスのアストロサイト培養上清(ACM)の解析;最近、MeCP2はニューロン以外の神経系細胞においても発現し機能していることが報告され、MeCP2欠損グリア細胞は非自律的にニューロンの正常な樹状突起形成を阻害することが示された。実際にMeCP2欠損グリア細胞からACMを調整し正常ニューロンに添加・培養したところ、確かにニューロンの樹状突起形成が阻害された。そこで、miR-199a欠損マウスからアストロサイトを単離・培養し、ACMを調製した。調整したmiR-199a欠損ACMを正常ニューロンに添加し培養したところ、ニューロンの樹状突起形成が阻害された。 2) miR-199a過剰発現MeCP2欠損アストロサイトACMの解析;miR-199aがMeCP2の下流でアストロサイトの機能を制御しているかどうかを明らかにするため、MeCP2欠損グリア細胞にmiR-199aを過剰発現するレンチウイルスを感染させ培養しACMを調整した。調整したmiR-199a過剰発現MeCP2欠損ACMを正常ニューロンに添加し培養した。その結果、MeCP2欠損ACMの添加でみられたニューロンの樹状突起形成の阻害がmiR-199aの過剰発現により改善した。 以上本年度の解析により、miR-199aはMeCP2の下流でアストロサイトの機能を制御している可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)