フィリピンにおけるRSV感染症の疫学及び感染伝播に関する研究
Project/Area Number |
16J04592
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Epidemiology and preventive medicine
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
乙丸 礼乃 東北大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2017: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2016: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | RSV / 世帯内感染 / 感染伝播 / RSウイルス |
Outline of Annual Research Achievements |
Respiratory Syncytial Virus (RSV) は、小児下気道感染症の主要原因であり、特に生後6か月未満の感染で重症化しやすいことから重要な病原体である。現在開発が進められているワクチンによって、免疫能の十分でない乳児の重症なRSV感染を予防する方法が模索されており、RSV感染伝播の理解と乳児の感染源の解明が求められている。よって、RSV感染症の伝播の疫学像の理解を目的に本研究を考案・実施した。 フィリピン東部に位置する東ビサヤ州ビリラン県の一部地域で実施した5歳未満児を対象としたコホート研究のデータを用いて、特に6か月未満児のRSV感染症の感染源を明らかにするために解析を行った。感染源が家庭内の5歳未満児であったと考えられる症例について検討した。世帯内の5歳未満児が乳児のRSVの感染源であると考えられた例は、RSV感染症が確認された乳児の約30%であった。乳児にとって世帯内の5歳未満児が感染源として重要であることが示された一方、乳児は家族から感染する場合のほかに、家族以外から感染する場合もあることが考えられる。これらの結果は、RSV symposium およびOpen Forum Infectious Diseasesに発表した。 2017-18年(1シーズン目)に採取した検体について、Real-time PCR法でRSVを検出した。RSV陽性の乳児の家族6名のうち4名からRSVが検出されたが、乳児が初発例である可能性が高く、家族以外から感染した可能性もあることが示された。RSVを検出した4名のうち3名は成人であり、成人も含んだ伝播が観察された。 2シーズン目となる2018-19年に67名の乳児とその家族を対象とし流行中に呼吸器症状のモニタリングおよび検体採取を継続した。ウイルス検出と解析を実施している。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Transmission of Respiratory Syncytial Virus Among Children Under 5 Years in Households of Rural Communities, the Philippines.2019
Author(s)
Otomaru H, Kamigaki T, Tamaki R, Okamoto M, Alday PP, Tan AG, Manalo JI, Segubre-Mercado E, Inobaya MT, Tallo V, Lupisan S, Oshitani H.
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Journal Title
Open Forum Infect Dis.
Volume: 6
Issue: 3
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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