孤立した反応活性点の特性を活かした高難度有機酸化反応触媒系の構築
Project/Area Number |
16J08114
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Green/Environmental chemistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
井坂 祐輔 大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 有機基質酸化反応 / 過酸化水素 / 光触媒 / 有機金属構造体 / Metal-Organic Framework |
Outline of Annual Research Achievements |
当研究ではこれまでに、Metal-organic framework(MOF)であるMIL-125-NH2を光触媒とする、有機基質の酸化と組み合わせた酸素還元による過酸化水素生成系の構築に成功している。本年度の研究においてはMIL-125-NH2にNiを担持すると触媒活性が著しく向上する事を見出している。本反応においては生成したベンジルアルコールと過酸化水素が同一相中に混合して得られる。そこで、水/ベンジルアルコールの2相系を反応系として用いる過酸化水素生成光触媒系についても検討した。本反応系においては生成した過酸化水素が水相、ベンズアルデヒドはベンジルアルコール相に分離される。このような2相系に親水性であるMIL-125-NH2を加えると水相に選択的に分散し、可視光照射下で触媒活性を示す事が明らかとなった。本研究で触媒として用いているMIL-125-NH2の構造中存在するアミン基をを修飾することで、疎水性を有するMIL-125-R7を合成した。この疎水性MOFはベンジルアルコール相に選択的に分散し、光照射下で著しい触媒活性を有する事がわかった。本研究はベンジルアルコール酸化及び過酸化水素生成光触媒としてMIL-125-NH2が有効であることを示すのみならず、汎用的な触媒活性向上手段についても詳細に検討を行うものである。本年度は、本研究内容を含む3報の論文を発表し、国内外で9件の学会発表を行った。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(18 results)