コルチゾール反応性の鈍化が社交不安を維持する情報処理過程に及ぼす影響の解明
Project/Area Number |
16J10256
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Clinical psychology
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
前田 駿太 早稲田大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 社交不安 / コルチゾール / 回復 / ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,社交場面に対するコルチゾール反応が社交不安の維持に寄与する認知的情報処理過程に及ぼす影響を検討するとともに,認知的情報処理過程の操作がコルチゾール反応の回復に及ぼす影響の検討を行った。具体的には,(a)社交場面経験後のコルチゾール反応が社交不安の維持に関与する認知的情報処理過程に及ぼす影響を検討する実験研究,(b)回顧的な情報処理過程に拮抗する認知的方略(ディストラクション方略)への従事が,社交不安を示す者におけるコルチゾール反応の回復に及ぼす影響を検討する実験研究を実施した。まず,(a)の結果として,社交場面を経験した後に明確なコルチゾール反応を示す者においては,そうでない者と比較して,自身の身体反応の知覚や,回顧的思考が促進されやすいことが示唆された。次に,(b)の結果として,ディストラクションへの従事がコルチゾール反応の回復に及ぼす影響の検討は明確にはみられなかったものの,社交場面の経験後に回顧的思考に従事していた者ほどコルチゾール反応の回復はみられにくいという,昨年度得られた知見を再現する知見が得られた。 以上の今年度の実績から,心理学的操作によるコルチゾール反応の回復の促進可能性についてはさらなる検討が求められるものの,社交不安を示す者に対する支援において,HPA系の活動について考慮することの有用性,および心理学的な支援によるHPA系の活動の変容可能性を示唆する重要な知見が得られたと考えられる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)