計算効率の定式化による写実的な画像のロバストかつ効率的な生成法
Project/Area Number |
16J11337
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
High performance computing
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
名畑 豪祐 和歌山大学, システム工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2017: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2016: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | コンピュータグラフィックス / レンダリング / 多光源レンダリング法 / 誤差推定 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,写実的な画像を生成する手法として最も汎用的である双方向パストレーシングの効率化について研究を行った.初年度の研究対象である多光源レンダリング法は,単純なシーンでは効率的にレンダリングが可能であるが,複雑なシーンでは効率が低下するという問題があり,現実の複雑で指向性の強い反射特性を持つ材質などのレンダリングには適していない.しかしながら,多光源レンダリング法で用いられる様々な効率化手法は非常に有用であり,申請者は多光源レンダリング法で用いられる効率化手法を,双方向パストレーシングに組み込むことで効率化を図った. 多光源レンダリング法に用いられる効率化手法を,双方向パストレーシングに組み込むことで効率化を行う手法は,既にいくつか存在したが,これらの手法は,組み込みによる利益を最大限に生かせていないという問題があった.具体的には,双方向パストレーシングに他手法を組み込む場合,組み込みによる効率の変動を定式化する必要があるが,これらの手法では効率の変動を定式化するために近似を導入していた.これにより,組み込みによる利益を最大限に生かせないだけでなく,組み込みにより効率が低下する場合さえあり得る.申請者は多光源レンダリング法の効率化手法を,Resampled Importance Samplingというサンプリング手法であると解釈することで,効率の変動の定式化を近似なしで行う方法を開発した.簡易的な実験の結果,シーンによっては,従来の手法と比較して,2倍以上の高速化を行うことができた.本研究の成果は,より詳細な評価実験の後,発表予定である.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)