介護施設における「福祉避難所機能」調査と運営支援に係る「研修教材」開発
Project/Area Number |
16K04246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Social welfare and social work studies
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Research Institution | University of Shizuoka,Shizuoka College |
Principal Investigator |
鈴木 俊文 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 准教授 (60566066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立花 明彦 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (20342082)
濱口 晋 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 講師 (90342302)
今福 恵子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (80342088)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 介護施設 / 福祉避難所 / 災害過程 / 災害対応研修 / 災害研修開発 / 災害派遣支援 / 研修開発 / 災害研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、災害時、介護施設の「業務維持」に加えて発生する「福祉避難所運営」と「派遣支援」の機能向上に有用な基礎資料を得るべく、「調査研究(1・2年目)」と「研修教材開発(3・4年目)」に取り組んだ。 調査研究では、震災によって被害を受けた7つの被災施設(高齢者・身体障害者入所施設)及び、豪雨・土砂災害によって被害を受けた2つの被災施設(高齢者入所施設)を分析対象に、災害発生時から平常時に至る経験的要素を量的分析によって検討した。加えて、対応課題の具体的な経過を明らかにするべく、質的分析によって災害過程に生じる対応課題を概念化・類型化する分析を行った。その結果をもとに、災害発生時から平常時に至るまでの主要な変化を明らかにし、これを福祉避難所運営において対応すべき課題との関連で検討した。 教材開発では、調査研究の結果を記述的アプローチによって再文脈化することにより、事例教材(ケースメソッド演習)として活用できる資料作成を行った。資料作成は、福祉避難所運営と派遣支援活動に有用な視点を得るべく、調査研究で明らかにした対応課題から、①設備・ライフラインの損害に対して業務維持は可能であるか、②備蓄・救援物資に応じて介護内容を維持することは可能であるか、③緊急入所・避難者にも対応できる設備・マンパワーはあるか、④マンパワーを維持し変化に対応できるネットワークがあるか、⑤福祉避難所を閉所できるしくみ(閉所するための資源)があるかという5つの問いを設定し、この課題を演習形式で取り組むことを軸に事例教材の作成を行った。 研究最終年度である当該年度は、事例教材に、災害対応者の経験談をふまえた解説や関連する補足資料、ワークシート等を考案・追加した。作成した教材は、現在、勤務する施設にて防災を担当する介護職員や、災害時の派遣支援活動を担う登録員を対象にしたモデル研修で試用中である。
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Report
(4 results)
Research Products
(12 results)