Project/Area Number |
16K15397
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Medical and hospital managemen
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
大原 寛之 藤田医科大学, 医学部, 講師 (20599188)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 誤嚥性肺炎 / 予防医学 / BCAA / リスクマネージメント / 医療・福祉 / 栄養学 / リスクマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本邦において、現在までに高齢者入所施設における肺炎発症予防に有効な手段が示された研究はない。特に口腔ケアについては、専門的口腔ケアの有効性が示された研究はあるが、低栄養状態が肺炎のリスクが高まることが分かっているものの、栄養状態を改善することが肺炎の予防につながることを具体的に示した研究は少なかった。その原因としては、①用いられる栄養剤がまちまちであり、成分が担保されていなかったこと。②補助食品の摂取量が安定しなかったことなどが挙げられる。また、③特定の栄養素の有効性について示されたことはなかった。本研究では、同じエネルギー量を付加する場合に、特に高齢者に起こりうる筋蛋白減少症、いわゆるサルコペニアの改善に欠かせない栄養素である、分岐鎖アミノ酸(BCAA)を一定量投与することが肺炎発症に与える影響を、RCTにて確認することが出来る可能性がある。 さらに、誤嚥性肺炎を引き起こしかねない高齢者であっても、経口摂取が出来るうちに栄養介入を行うことが出来れば予防することが可能であると証明されれば、誤嚥性肺炎の低リスク高齢者、すなわち一般の高齢者についても同様に、必要な栄養素を予め摂取することで、健康増進につながることが示せる。すると現在死亡原因の第3位になっている肺炎の数を減少することが出来ると考えられ、高齢者に係る医療費抑制にも つながり、在宅療養を推進する一歩につながる可能性もある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初申請していた計画では、施設を3群に分けて対応する予定だったが、予算の関係上、計画の完全なる見直しを余技なくされている。また多施設での研究を考えていたが、助言をいただきながら、学内での実施を検討しており、期間延長を依頼した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は学内で小規模での実施を考えている。特に緩和ケアセンターを中心に、誤嚥性肺炎の恐れのある症例を対象として、遅くとも6月までに開始し、実施期間は当初予定よりも短く設定することで症例数を確保したい。
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