ヒゲクジラ類と漁業の競合問題を解決するためのカツオクジラの採餌行動の解明
Project/Area Number |
16K18744
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Aquatic bioproduction science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岩田 高志 東京大学, 大気海洋研究所, 海洋科学特定共同研究員 (10636913)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2016: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | 採餌行動 / ヒゲクジラ類 / ナガスクジラ科 / データロガー / 水産学 / 行動学 / 生態学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではナガスクジラ科の動物が必要とする資源量を推定するためにタイ湾でカツオクジラの摂餌量を実測することを目的とした。 2016年9月に野外調査準備として、動物装着型記録計(データロガー)、VHF発信器、浮力材と吸盤がセットになったタグを作製した。また既存のデータロガーは水中での抵抗が大きく、クジラへのタグ装着後すぐに外れてしまうという問題があったため、2016年8月に新規開発された小型のデータロガーを購入した。 2016年の10月29日から11月11日の期間、タイのサムットソンクラームに滞在しタイ湾で野外調査を実施した。例年では10-11月をピークとして、多くのカツオクジラがタイ湾に来遊するのだが、本調査ではクジラをほとんど見ることができなかった。例年よりも気温が低く、それが間接的にクジラの来遊状況に影響を与えていた可能性が考えられるが、はっきりとした理由はわからなかった。クジラにほとんど遭遇できなかったため、本調査ではクジラへのタグ装着はできなかった。野外調査においてタグ装着はできなかったが、滞在期間中にタイの共同研究者スラサク・トンサクディー研究員(Department of Marine and Coastal Resource)と本研究課題について多くの議論を交わすことができた。また今後の調査計画についての打ち合わせを実施した。 調査終了後はこれまで集めたデータおよび、今年度の調査で得られた目視観測のデータを合わせ解析を進め、現在国際学会誌への投稿準備中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)