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末梢血リンパ球を用いた化学療法の有害事象予測研究

Research Project

Project/Area Number 16K19924
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeMulti-year Fund
Research Field Digestive surgery
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

山本 昌明  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (20724280)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2017-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2016)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Keywords食道癌 / 化学療法 / 有害事象 / 末梢血 / 網羅的遺伝子発現解析
Outline of Annual Research Achievements

食道癌に対する化学療法としては、5FU、シスプラチン、タキソテールなどが用いられており、この3剤を用いたDCF療法は良好な奏効率を認めている。一方で、これら多剤併用療法の有害事象の中でも、発熱性好中球減少症(FN)と呼ばれる重篤な感染症を引き起こすことが問題となっている。食道癌患者の化学療法中の有害事象であるFNに関連する因子として化学療法前後の末梢血中リンパ球における変化、特に遺伝子発現レベルでの変化に着目して、化学療法に伴う有害事象発現の予測診断システムの構築を行うことを目的に研究を計画した。
今年度の実施計画の一つである化学療法前後の末梢血単核球における網羅的遺伝子発現解析用の末梢血サンプルの収集であるが、本研究の適格症例は5例であった。5例中、FN発症は2例、FN未発症は3例であった。サンプル数が十分でないため、得られた検体を用いた分離単核球からのmRNA の抽出やそのmRNAを用いたマイクロアレイによるFN 発症に関連する遺伝子発現の特徴解析による候補遺伝子を選定にはいまだ及んでいない。
他に、上記の遺伝子発現解析用の検体とは別に、血漿中の薬物濃度変化が有害事象の発現と関連する可能性があることから血漿中Docetaxel濃度測定やドセタキセルのクリアランスに関与すると報告されているα1-acid glycoprotein を指標とした投与量選択基準の構築のためにサンプルを収集した。こちらのサンプルの収集も、上記と同様に適格症例は5例であり、FN発症は2例、FN未発症は3例であった。上記同様サンプル数が十分でないため、解析はできていない。
本研究は、化学療法中のFN発症を予め予測することは、有効性・安全性を考慮した患者個々の投与量の設定が可能となることから、非常に有用であると考えられる。今回、担当者の異動により、研究が続行困難となったため、本研究は終了することとした。

Report

(1 results)
  • 2016 Annual Research Report

URL: 

Published: 2016-04-21   Modified: 2018-01-16  

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