リンパ浮腫に対するリンパ節皮弁移植術の作用機序解明
Project/Area Number |
16K20355
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Plastic surgery
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 蘭 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00768921)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | リンパ浮腫 / リンパ節皮弁移植術 |
Outline of Annual Research Achievements |
リンパ浮腫は癌治療に続いて発症することが多い難治性の慢性疾患であり、現在においても根本的な治療法の確立には至っていない。当然ながら、有効なリンパ浮腫治療法の確立にはリンパ浮腫の病態を解明することが必要条件であり、そのため申請者は特にリンパ管の研究に従事してきた。申請者は、下肢の二次性リンパ浮腫に対する治療として、両側のオトガイ下部からリンパ節皮弁を採取し、患側の足関節および大腿部にそれぞれ移植するリンパ節皮弁移植術を行い、それが下肢の重度リンパ浮腫に対して有効であること、さらには移植したリンパ節がリンパ節内のリンパ管静脈吻合を介して静脈へリンパ液を還流させることを証明した。また、リンパ節皮弁移植術は、患肢に貯留したリンパ液を還流させ周囲径を縮小させ、患肢の皮膚の緊張を軽減させるだけでなく、感染のリスクを減少させることから、現在ではリンパ浮腫に対する最も有効な治療法であると考えられている。他方で、移植されたリンパ節がリンパ浮腫を改善するメカニズムの詳細については未だ解明されていない。 本申請における具体的な研究計画の項目は、①ラットを用いた動物リンパ浮腫モデルの作成、および②リンパ浮腫に対するリンパ節皮弁移植術の作用機序の解明、の2点である。これらの研究により、リンパ浮腫の病態解明を大きく前進させることができ、リンパ浮腫の根治療法の確立に向けた礎の形成に直接に寄与しうるものと考える。 本年度はまず、①に挙げたラットのリンパ浮腫モデルの作成に従事した。ラットの片側の鼡径リンパ節と膝窩リンパ節を切除し、さらにその周囲の脂肪組織とリンパ管を切除・結紮し、後肢にリンパ浮腫を引き起こした。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)