Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2017: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は, 新規に確立したヒトiPS細胞由来高純度象牙芽細胞(hiPS-OD)を用いて, 細胞増殖と抗アポトーシス制御作用を有したWnt5-MMP-3の細胞分化に関わるシグナルカスケードと新規な分解基質の同定を生化学的手法 (siRNAによる特定タンパク質生合成阻害, 細胞増殖性, アポトーシス細胞死, MMP-3活性測定, Real-time PCR法による遺伝子解析, ウエスタンブロット法など) を用いて解析し, 既存の直接覆髄法に代わる新規な象牙質・歯髄複合体再生治療法モデルを構築することである. 平成29年度の到達目標は, 新規に確立したhiPS-OD誘導法を用いて, 象牙芽細胞への分化誘導における Wnt5 と MMP-3 シグナルカスケードの解析を以下の通りに行い, (1)象牙芽細胞分化誘導における MMP-3 の発現動態と MMP-3 活性を Wnt siRNA によるノックダウンにより評価する.(2)象牙芽細胞分化誘導における Wnt5 の発現動態を MMP-3 siRNA によるノックダウンにより評価する.(3) WntsiRNAとMMP-3siRNAによるノックダウンにより,hiPS-ODの石灰化能(calcification)を ALP 染色, アリザリンレッド染色で評価する.(4) Wnt5 siRNA と MMP-3 siRNA よるノックダウンにより, hiPS-OD の分化マーカーをReal-time PCR 法により評価する.以上の結果よりMMP-3の分解基質およびMMP-3分解産物がhiPS-ODの象牙芽細胞分化に必須であるか否かを明らかにする予定であったが, 一身上の都合で研究遂行が困難になり, 思うような結果は得られなかった.
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