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歯原性上皮細胞におけるNGF-p75シグナルによる細胞増殖制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 16K20633
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeMulti-year Fund
Research Field Orthodontics/Pediatric dentistry
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

小野 真理子  東北大学, 大学病院, 助教 (60736031)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2017)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords歯原性上皮細胞 / 神経栄養因子 / 神経成長因子 / NGF
Outline of Annual Research Achievements

我々はこれまで、歯原性上皮細胞において、神経栄養因子のうちNGFがその低親和性受容体p75を介し細胞増殖シグナルを伝達していることを明らかにしてきた。
このシグナル伝達機構の詳細な解析を行うために、まず完全長p75(pEF1/p75)およびp75細胞内ドメインを欠失させた発現ベクター(pEF1/p75-ΔICD)を作製、歯原性上皮細胞株(SF2細胞)に遺伝子導入を行った。これらの過剰発現細胞おいてそれぞれの細胞増殖を比較したところ、完全長p75過剰発現細胞においては有意に細胞増殖が誘導された。一方でp75-ΔICD過剰発現細胞では細胞増殖促進はみられなかった。
次に、NGFのp75下流でのシグナル伝達経路について解析を行った。ウェスタンブロット法による解析の結果、ERK1/2のリン酸化が強く認められた。これより、SF2細胞にERK1/2の上流分子であるMEKの阻害剤U0126による処理を行い、増殖に与える影響を検討したところ、阻害剤の濃度依存的にNGFによる細胞増殖が抑制された。以上の結果より、NGFはp75に結合し、その下流においてERK1/2をリン酸化することによる歯原性上皮細胞の増殖シグナルを伝達していることが示唆された。
これまで、歯原性上皮細胞においては、NGFと同じ神経栄養因子ファミリーに属するNT-4が高親和性受容体TrkBに結合後、その下流でERK1/2をリン酸化し細胞の分化を促進することが明らかとなっている。こちらのシグナルとの比較および細胞動態に与える影響、またNGF-p75-ERK1/2のシグナル経路のさらに詳細な解析を進めているところである。

Report

(2 results)
  • 2017 Annual Research Report
  • 2016 Research-status Report

URL: 

Published: 2016-04-21   Modified: 2018-12-17  

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