論理的思孝を支援する統合学習支援システムの完成と総合評価
Project/Area Number |
17011022
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
|
Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
田野 俊一 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 教授 (50282918)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | ユーザインタフェース / 教育工学 / 認知科学 / ペンUI / 学習 |
Research Abstract |
1.Digitalノートパッドの実現 論理的な思考を支援するための下記の機能をデザインした. (1)手書き計算機能 最も基本的な計算的支援は四則演算計算を直接支援することである.「1+2=」と手書きで書いた場合,「=」の右に「3」が表示される. (2)手書き表計算機能 表計算ソフトはワープロについで利用者が多いことからもわかるように,第二の計算的支援として表計算を対象にした.つまり,手書きでラフに数字を並べ,大まかな罫線を書くと表として扱われ,集計やグラフ描画を可能とする機能である. (3)手書きフローチャート機能 さらに,論理的な支援として,アルゴリズムの作成・検証を支援するために手書きフローチャート機能を持たせる.手書きで通常の四角や菱形の中にプログラムコードを書くことにより,フローチャートによって論理的なアルゴリズムを記述できる.この手書きのプローチャートを1ステップごと動かして論理的に正しいかを確認することができる. 2.マルチメディア情報に関する認知実験と利用指針 熟読する際に表示される動画の影響を定量実験により明確化している.デジタル教材の背景や余白に動画や音声をスーパーインポーズ提示可能とするシステムを実現し,提示する動的情報の量,質を変化させ,学習者の熟読レベルがどのように影響されるかを実験している. 具体的には,様々な動的情報を対象に,熟読が必要となる様々な意味的誤りを含んだ日本語の校正問題を解かせ,その正答率で熟読のレベルを判定する実験を実施している.これらに基づき,「熟読を要する文章の付近に,どのような動く画像を配置すると,どの程度熟読が影響される」などのマルチメディア情報の利用指針を導いている.
|
Report
(2 results)
Research Products
(9 results)