Project/Area Number |
17011037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
久田 隆基 静岡大学, 教育学部, 教授 (40022214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
萱野 貴広 静岡大学, 教育学部, 教務職員 (30293591)
大塚 浩 静岡大学, 教育学部, 教授 (10233181)
矢野 淳 静岡大学, 教育学部, 助教授 (50303524)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 科学的思考力 / 言語能力 / 中学校理科 / 小学校理科 / 理科教材 / 理科授業 / 科学的探究 / 授業分析 |
Research Abstract |
本研究では、児童生徒の科学的思考力や言語能力を育む理科実験教材とそのための授業ストラテジーを開発することをねらいとした。 これまでの数多くの小中学校における教育実践的研究の知見から、本研究のねらいを達成するための当該の授業ストラテジーに向けて最終的に次の提言をするに至った。 (1)授業の全体構想として、子どもたちが自分の考えを持ちそれを豊かに表現し、教師と子ども、子ども同士の対話を重視し、実験を核にした様々な活動を行う授業を計画する。 (2)学習に際して、子どもたちに既有の知識・経験等から類推したり、想像力を発揮させたりすることを通して、子どもたちが自分の考えを持つことができるような題材を選ぶ。具体的には、(a)目に見えない事象と目に見える事象をつなぐことのできる学習内容、(b)できる限り子どもたち自身で解決方法を追究できる学習課題や内容、(c)既習事項や経験の延長で「考える」ことのできる学習内容である。 (3)授業では、児童生徒のアイデアや考え等が大切にされ、それをもとに班や学級で協同的に討論や探究活動が行われるような授業過程とする。 こうした授業を通して、子どもたちは「考えることのよさ・おもしろさ」、「仲間との学び合い」や「科学の営み」を実感し、それらの価値を見出していた。また、能動的な学習活動の推進も顕著に認められた。 なお、本研究の研究成果の一部は、論文として大学の研究報告に掲載されている。また、日本理科教育学会・全国大会、日本科学教育学会・年会および日本理科教育学会・東海支部大会で研究発表を行った。
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