Project/Area Number |
17011050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
泉 俊輔 広島大学, 大学院理学研究科, 助教授 (90203116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内村 太郎 東京大学, 大学院工学系研究科, 助手 (60292885)
小川 知之 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 助教授 (80211811)
川村 智 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 助手 (60324737)
島田 敏宏 東京大学, 大学院理学系研究科, 助教授 (10262148)
松村 直人 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (30332711)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥8,300,000 (Direct Cost: ¥8,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥4,200,000 (Direct Cost: ¥4,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
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Keywords | 高大連携型科学教育 / 合宿型セミナー / スーパーサイエンスハイスクール / 失敗に対する頑強性 / 浮きこぼれ / 「浮きこぼれ」 |
Research Abstract |
科学的才能にあふれる高校生と科学者集団とが合宿型セミナーなどを通して中・長期的に関わってゆく高大連携型の科学教育の実践を行い,その際に参加高校生たちの科学的思考や態度がどのように変容するかについて解析を行った。その結果,open-endな活動を行うことによって『失敗に対する頑強性』が養われることが明らかになった。また,科学的才能にあふれる高校生たちが現在の学校教育の中で抱える問題点についても考察した。 本研究では「数理科学セミナー」,「『数理の翼』夏季セミナー」および「福岡湧源セミナー」などの合宿型セミナーを主催および支援した。またインターネットを介した高校生と科学者集団との長期的な関わりを支援した。また高校生と科学研究者集団との中・長期的な高大連携型の科学教育の実践を行なってゆく中で,参加高校生たちの科学的思考がどのように変容するかについて解析を行った。その結果,open-endな活動を行なうことによって論理性が養われてゆく背景には,コンセプトのスケールフリーネットワーク性があることが明らかになった。また,科学的才能にあふれる高校生たちが現在の学校教育の中では、科学への興味・関心をストレートに表現できない『浮きこぼれ』ていることを発見した。このような観点から理数系科目の「才能ある生徒たち」にその資質に相当する科学プログラム(Science for Excellence)の必要性を提案した。
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