幼稚園・小学校の時期における理数系教材の活用方法と新たな教育環境構築に関する研究
Project/Area Number |
17011069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Niigata Women's College |
Principal Investigator |
坂口 淳 県立新潟女子短期大学, 生活学科, 助教授 (90300079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
呑海 信雄 県立新潟女子短期大学, 生活学科, 教授 (90237181)
佐々木 博昭 県立新潟女子短期大学, 生活学科, 教授 (20123218)
立山 千草 県立新潟女子短期大学, 生活学科, 助教授 (50217006)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 理数系教育 / 創造性 / 衣食住 / 食育 / 地域連携 / ユニバーサル・シンキング / 幼児教育 / 生活材料 / アンケート調査 / 創造力 / 教材 |
Research Abstract |
本研究は、新世紀型理数系教育の柱となる創造性教育について検討を試みるとともに、特定領域研究で開発した教材を活用方法と大学教員や民間企業技術者などの学外講師が学校(幼稚園から高校まで)の理数系教育に関わる仕組みについて検討する。近年、グローカルという造語が環境問題を扱う分野で用いられることがある。グローカル(glocal)は、グローバル(global)とローカル(local)をあわせた造語であり、2つの視点で現代的な諸問題について考えるキーワードである。国際化が進んだ現代社会において、グローバルな視点の勢いは強く、ローカル文化は減退傾向である。このため、例えば食育やまちづくり学習、環境教育では、ローカル文化を尊重した教育実践が進められている。 創造性を育むための理数系教育を考察すると、大工職人などの職人の知識継承のプロセスを考える必要がある。職人世界の知識伝承は、図面や書物などの形に残る知識(明示的知識)と形ではない知識(暗黙知)の2種類の形態があるとされている。明示的知識による知識継承よりも、徒弟的教育、仲間同士の学びあい、観察の中で暗黙知の形で継承される部分が多い。理数系教育は理工系技術者の育成ではないが、多様性や地域性のあるローカルな視点を養うためには、教科書を読んで知識は養うことは困難な部分が多く、地域で培われた暗黙知の知識継承のプロセスを活用し、子どもが自分で考えて行動するために子どもの社会参加を図ることが大切であると考えられる。このため、地域と連携し、大人と子どもが一緒になって地域について考える教材(我々はユニバーサル・シンキングと呼んでいるが)がこれからの教育で必要である。そこで、本研究では太陽熱調理器を用いた理科学習の教材・指導案を作成し、保護者とともに学ぶ、授業実践を行い教材の活用について検討した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)