p53制御分子Pirh2の新たなユビキチン化標的分子とがん化との関連
Project/Area Number |
17013037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
北川 雅敏 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50294971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 千晴 浜松医科大学, 医学部, 助手 (60223567)
北川 恭子 浜松医科大学, 医学部, 助手 (20299605)
小田 敏明 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90126805)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥8,300,000 (Direct Cost: ¥8,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥8,300,000 (Direct Cost: ¥8,300,000)
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Keywords | 細胞周期 / ユビキチン / p53 / 発がん |
Research Abstract |
[目的]本研究ではp53のユビキチンリガーゼとして報告されているPirh2の新たな機能を解明し、がん化との関連を明らかにする。特に我々はPirh2の新たな標的候補として細胞周期抑制分子PiAP-1を同定しており、その詳細な分解機構、さらにPirh2の発現量制御機構を解析し、Pirh2が引き起こす細胞周期の撹乱とがん化との関連を解析する。 [研究成果]Pirh2はMdm2やCOP1と同様にp53によって誘導され、かつp53のユビキチンリガーゼとして機能しているとLeng等は報告している(Cell 112,2003)。しかし我々の結果ではPirh2のp53に対するユビキチンリガーゼ活性は低く、Pirh2のsiRNAによるノックダウン実験の結果でもp53の量的制御におけるPirh2の寄与は予想以上に低いことがわかった。よってPirh2には真の基質は別にあると考え、Yeast two-hybrid法によりPiAP-1(Pirh2 associated protein-1)を同定した。HEK293および他の細胞にPiAP-1とPirh2 cDNAをトランスフェクトすると、Pirh2によりPiAP-1のユビキチン化が促進されることを見いだした。さらにリコンビナントタンパクを用いた再構成系(in vitro)でPirh2がPiAP-1をユビキチン化することが検証された。以上の結果よりPiAP-1がPirh2の基質であることが強く示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)