Project/Area Number |
17016030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
武井 佳史 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70362233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門松 健治 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80204519)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | 血管内皮増殖因子-C / RNA interference / siRNA / リンパ管新生因子 / 同所移植モデル / 転移 |
Research Abstract |
遠隔転移あるいはリンパ節転移した進行癌の治療はとても困難で、『転移』は癌による死亡の決定的要因である。腫瘍のリンパ管新生因子であるVEGF-Cとその受容体VEGF-R3に着目し、腫瘍内部において、これらの因子の発現・生合成を抑え込むRNAiシステムを構築。構築したRNAiを実際のヌードマウス癌転移モデルに応用し、in vivoレベルでの癌転移抑制を検討した。 (1)ヒトVEGF-Cの発現を抑制するsiRNAを作成した。 ヒトVEGF-C遺伝子のmRNAを解析し、効果が予測される10種のsiRNAを化学合成した。これらのsiRNAをVEGF-Cを高発現するヒト前立腺癌細胞(PC-3)に対して、リポフェクション法による導入を行い、VEGF-Cの発現を抑制するsiRNA塩基配列数種を決定した。蛋白レベルでの抑制効果をELISA法で、RNAレベルでの抑制効果をRT-PCR法で証明した。最もVEGF-C発現の抑制効果の高いsiRNAについてのELISA測定値は下記の如くであった。(VEGF-C siRNA,178±24pg/ml ; No treatment,4088±229pg/ml[n=4 dishes])。RNAiによって約96%のVEGF-Cを消去できた。 (2)ヒトVEGF-R3の発現を抑制するsiRNAを作成した。 ヒトVEGF-R3遺伝子のmRNAを解析し、RNAi効果が予測される14種のsiRNAを化学合成した。これらのSiRNAをVEGF-R3を高発現する癌細胞に導入し、有効siRNA塩基配列1種を決定した。蛋白レベルでの抑制効果をウエスタンブロット法およびELISA法で、RNAレベルでの抑制効果をRT-PCR法で検討した。 (3)in vivoモデルでの癌転移抑制治療法の検討 VEGF-Cを高発現するヒト胃癌細胞のリンパ行性転移株(AZL5G)をヌードマウス胃壁に同所移植したモデルを作成し、VEGF-C siRNAによる癌転移抑制効果を検討中である。siRNAとアテロコラーゲンを混合し、全身投与経路による治療を検討している。
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