リンパ球腫瘍化にかかわるインターフェロン系転写因子IRF-4を標的とした創薬研究
Project/Area Number |
17016057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
松山 俊文 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30165922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 雅之 (財)微生物化学研究会, 微生物化学研究センター, 生物資源探索ユニット長 (40260137)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥7,800,000 (Direct Cost: ¥7,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥7,800,000 (Direct Cost: ¥7,800,000)
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Keywords | インターフェロン / IRF-4 / 創薬スクリーニング / 生理活性物質 |
Research Abstract |
インターフェロン制御因子-4(IRF-4)はIRFファミリーに属する転写因子であり、IRFに共通するDNA結合領域を通じてISREとよばれる配列に結合する。申請者はランダムオリゴマーを用いたIRF-4の至適結合配列の検索を通じて、ISREの配列によってはIRF-4とIRF-1は拮抗する関係にあることを見出した。IRF-4の結合の至適配列(ISRE-SAAB1)をプロモータにもつ遺伝子においてIRF-4はIRF-1による転写活性化を効果的に阻害する。そこからISRE-SAAB1の下流につないだレポーター活性の回復を指標としてIRF-4の阻害物質を(財)微生物化学研究会微生物化学研究センターと連携して微生物生理活性物質の中から見出すことを目標として開始した。 実施に当たっては、HeLa細胞を用い、陽性コントロールとしてIRF-1cDNA単独導入を、そこにIRF-4の阻害効果が現れるものとしてIRF-1,IRF-4cDNA同時導入をおこなった。微生物生理活性物質の効果の判定はレポーター遺伝子の回復を指標とした。 放線菌を中心とした土壌細菌を各種分離培地で1ヶ月に約120株以上を分離選別し2-3種の生産培地を用いることで現在までに1435検体のスクリーニングを行ってきた。その結果、IRF-4の中等度の阻害活性を示した12サンプルを得た。そのうちの1サンプルについてはHPLCを3回繰り返すことで活性のあるピークを得て、その同定作業が現在進行中である。一方で、より強い活性のあるサンプルの探索のために更に検体を増やしてスクリーニングを行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)