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聴覚野におけるリアルタイム音声言語(談話)処理の脳磁場を用いた検討

Research Project

Project/Area Number 17022004
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

小山 幸子  北海道大学, 電子科学研究所, 助教授 (40270483)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹内 文也  北海道大学, 医学部, 助教授 (30281835)
栗城 眞也  北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (30002108)
中村 和歌子  島根大学, 総合理工学部, 講師 (70374717)
ANDRZEJ Cichocki  理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー (40415071)
Project Period (FY) 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Keywords言語理解 / 外国語学習 / 時系列データ処理 / M系列
Research Abstract

背景と目的 単音節あるいは単語レベルの比較的持続時間の短い刺激ではなく、リアルタイム連続音声(談話)刺激に対する脳活動の検討を目的とし、本年度は、まずM系列変調談話刺激に対する脳波データに独立成分分析(ICA)を適用した。
方法 被験者:健常成人日本語話者8名(右手利き)。データ収集に際し、書式で承諾を得た。刺激:日本語とスペイン語の約51秒のニュース各2種類とその逆再生、およびそれらを40Hz・11次のM系列で変調(gapを挿入)したものを刺激にもちいた。
記録:ThinknetDF4000(16ビットADC)を用い、鼻尖を基準としてFz;FT7,FC3,FCz,FC4,FT8;T7,C3,Cz,C4,T8;TP7,CP3,CPz,CP4,TP8およびPzから脳波を記録した。変調に同期した誘発脳電位をM系列との循環相関関数として検出し、循環相関関数の独立成分の時系列を求めた。
結果と考察 日本語順方向再生刺激に対しては、N1、P2、N2、P2、N4に対応する相関ピークが認められた。これに対してスペイン語および逆再生条件では、N1、P2、N2に対応するピークは認められたが、明確なN4対応ピークは認められなかった。同様の結果は刺激文を変えても認められた。理解可能な日本語でのみ、挿入されたgapに対する意味文脈の処理が行われるためと解釈できる。以上の結果から、M系列変調gapに対する応答に独立成分分析を適用することにより、脳波・脳磁場を用いたリアルタイム音声言語(談話)処理の検討が可能であることが示された。本手法は従来の加算平均手法に比べて、1)連続音声データを刺激として用いることが可能、2)瞬き、体動などのアーチファクトに強い、3)計測時間が従来の約10分の1という特徴を持ち、児童を対象とした研究への適応に有望である。

Report

(1 results)
  • 2005 Annual Research Report

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Published: 2005-04-01   Modified: 2018-03-28  

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