DISC1結合蛋白を標的とした統合失調症の病態研究
Project/Area Number |
17025021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
尾崎 紀夫 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40281480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貝淵 弘三 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00169377)
田谷 真一郎 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (60362232)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
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Keywords | 統合失調症 / ゲノム / 神経発達 / DISC1 / 発現 / RNA |
Research Abstract |
統合失調症の疾患感受性候補遺伝子として着目されるDISC1に結合するタンパクのうち、14-3-3ε遺伝子と統合失調症との関連解析を行い、さらに機能的検討を加えた。方法は、本遺伝子上のSNPsについて、正常対照者を用いてlinkage disequilibrium(LD) evaluationを行い、tagging SNPsを選出した。このSNPsに関して、288人の日本人統合失調症と288人の正常対照者で関連を検討した(first-set analysis)。また、機能に関与する可能性のある5'flanking領域のSNPについて、サンプル数を増やし、検討を行った(second-set analysis:統合失調症1042人、正常対照者1147人)。また、このSNPの機能的意義を検討するべく、Dual luciferase assay、正常対照者の末梢血から抽出したRNA、proteinについて、real-time RT PCR、Western blottingを行った。 First-set analysisの結果、2個のSNPsで有意な関連が得られた。そのうち、プロモーター領域に存在するSNPは、second-set analysisでも統合失調症は有意に関連していた。Dual luciferase assayでは、promoter vectorを用いた場合、mutantを持つinsertは有意に発現が増加していた。しかし、promoterを欠くbasic vectorを用いた場合は、有意な傾向が見られたのみであった。In vivoでのmRNA発現量、protein発現量をgenotype毎に検討したところ、hetero、mutant genotypeを持つ個人はwild typeを持つ個人より発現が増加していた。
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)
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[Patent(Industrial Property Rights)] 双極性感情障害、統合失調症等の精神病性障害の予防・治療剤、そのスクリーン具法、及び該疾患の発症リスクの判定方法2005
Inventor(s)
宮川 剛, 山崎 信幸, 遠山 桂子, 池田 匡志, 岩田 仲生, 尾崎 紀夫
Industrial Property Rights Holder
宮川 剛, 山崎 信幸, 遠山 桂子, 池田 匡志, 岩田 仲生, 尾崎 紀夫
Industrial Property Number
2005-150215
Filing Date
2005-06-30
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