Non-codingRNAに対するRNAi法による体系的機能解析
Project/Area Number |
17026007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
程 久美子 東京大学, 大学院理学系研究科, 助教授 (50213327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 史峰 東京大学, 大学院理学系研究科, 助手 (80328814)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥5,600,000 (Direct Cost: ¥5,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | Non-coding RNA / RNA interference / RNAi / 遺伝子機能 / siRNA / non-coding RNA / ncRNA / 機能解析 / mammal / ES |
Research Abstract |
ヒトをはじめとする様々な哺乳類ゲノムプロジェクトの進行により哺乳類の遺伝情報を担うおおよその遺伝子が特定され、ゲノム研究は、その構造解析から機能解析に焦点が移ってきたと言える。本研究での目的は、ヒトを含む哺乳類のゲノム機能解明のためのRNAi関連技術を開発し、siRNAミニライブラリを構築して、スクリーニングを行うことである。我々は、極めて高い効率で標的遺伝子を抑制することができる21bpのsiRNAの配列設計法を開発し、ウェブサイト(siDirect)上に公開している。DNAベクター型RNAiでは、stem-loop型のRNAが転写され、2本鎖RNA切断酵素(Dicer)による切断を受け成熟型siRNAとなる。しかし、Dicerの作用機序の解析から、細胞内では、必ずしも21bpのみではなく、22bpのsiRNAも成熟型として合成されることがわかった。そこで、我々は有効な22bp siRNAでも、効率良くRNAiを誘導することが可能な配列規則性を明らかにした。さらに、化学修飾により非標的遺伝子に対するoff-target効果を減弱する可能性を検討した。またRNAiにおけるRLC形成に関わるR2D2,TRBP2,PACTのsiRNAやその誘導体への結合を調べ、RNAはその結合に必須であることを明らかにした。構築した約1400遺伝子に対するshRNAライブラリを用いてRNAi効果に影響を与える遺伝子群のスクリーニングを行った。その結果、約270の遺伝子(約20%)がRNAi効果に何らかの影響を与える遺伝子候補となり得ることがわかり、現在さらなる絞り込みを行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)