Project/Area Number |
17034004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
市川 恒樹 北海道大学, 大学院工学研究科, 教授 (10001942)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | デカシクレン / ウィスカー / 界面張力 / 環化脱水反応 / 炭素ナノファイバー / イオンビーム / 多環式炭化水素 / 炭素ナノネットワーク / 環化脱水素反応 / 炭素ナノファイ |
Research Abstract |
多環式芳香族化合物であるデカシクレンを基根上に真空蒸着すると,一定の太さを有する円筒状のデカシクレン非晶質ウィスカーが急速に成長することを見出した。基根上に凝縮した過冷却デカシクレン液滴の表面から気相に向かって1層ずつ固化が進行することにより,太さが一定な円筒状ウィスカーが成長したものと結論した。ウィスカーの底面は親液的、側面は撥液的であるため、液内で成長する層が上部の層を完全に覆った時に成長層が液面から浮き上がる。このためウィスカーの直径は一定に保たれる。 種々多環式芳香族化合物を真空蒸着し、これにイオンビームを照射すると、蒸着後の固化およびイオンビーム照射時の体積収縮に伴う自己組織化減少により、表面積の大きな、様々なナノ構造を有する導電性炭素膜が得られた。また、マスクを通してイオンビーム照射することにより、任意の2次元マイクロ構造を有する炭素薄膜を得ることができた。これらの薄膜は、燃料電池やバッテリーなどの電極として使用可能と思われる。
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