CD4陽性記憶T細胞恒常性維持におけるOX40の役割
Project/Area Number |
17047003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石井 直人 東北大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (60291267)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥9,600,000 (Direct Cost: ¥9,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
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Keywords | CD4陽性T細胞 / 記憶T細胞 / T細胞補助シグナル |
Research Abstract |
目的:免疫記憶を理解する上で記憶T細胞の成立・維持機構の解明は重要な研究課題である。特に、CD4陽性記憶T細胞の成立・維持の機構の解析はCD8+T細胞のそれに比べてほとんど進んでいない。他方、以前より、OX40-OX40LがCD4陽性記憶T細胞の成立に関与することは知られていたが、その機序については全く不明である。本研究により、CD4陽性記憶T細胞成立・維持におけるOX40の役割を明らかにする。 結果・考察:記憶T細胞の成立には、CD4,CD8に関わらず、前期の抗原依存性過程と後期の抗原非依存性過程が存在することが知られる。後者の過程はサイトカインなどに依存するT細胞恒常性維持増殖(homeostatic proliferation)と呼ばれる現象と同一である。これまで、T細胞補助シグナル分子のT細胞恒常性維持増殖への関与を否定する報告が相次いでいたが、我々は、CD4陽性T細胞移入実験系において、OX40シグナルがCD4陽性T細胞恒常性維持増殖に促進的に機能することを見出した。次に、上記CD4陽性T細胞移入実験において阻害性抗OX40L抗体および抗IL-7受容体抗体投与を行ったところ、どちらかの単独投与によりCD4陽性エフェクター記憶T細胞の恒常性維持増殖が抑制され、さらに両者の投与では完全に抑制された。一方、CD4陽性ナイーブT細胞恒常性維持増殖は、抗IL-7受容体抗体投与のみでほぼ完全に抑制され、上記のようなOX40とIL-7シグナルの相加効果は見られなかった。従って、CD4陽性T細胞恒常性維持増殖におけるOX40とIL-7シグナルの役割は、ナイーブT細胞とエフェクター記憶T細胞とで異なる可能性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)