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RunxによるT細胞サブセット系列決定の分子機構

Research Project

Project/Area Number 17047036
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

佐藤 健人  東海大学, 医学部, 助教授 (50235363)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥9,600,000 (Direct Cost: ¥9,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
KeywordsT細胞 / 分化 / 胸腺 / Runx
Research Abstract

本研究課題では、胸腺内の未熟なT細胞がCD4ヘルパー系ならびにCD8キラー系のT細胞に分化決定される機構を中心に、Runx蛋白の生理的意義と関与について解析を行った。その結果、(1)Runx3はCD8 T細胞分化にきわめて重要な分子であり、CD4 T細胞分化の鍵分子であるTh-POKと拮抗すること、(2)CD8 T細胞分化の進行にはDNAの複製が必要であり、一方CD4 T細胞分化の進行はDNA複製の遅延が必要であることを見いだした。
DNA複製は一過性にクロマチン構造を大きく変動させるプロセスであることから、系列決定がこの過程にリンクしうることは理に適っている。増殖と分化は密接に関連するにもかかわらず、両者はしばしば別物として研究されてきた歴史がある。Runxが増殖制御を介して、分化をコントロールする機能を有するならば、様々な細胞による免疫監視機構も、増殖制御との関連から新たに見直すことも可能になるのではないかと思われる。
上記の知見に加え、本研究課題では、NK細胞分化におけるRunx蛋白の関与を明らかにした。すなわち、(1)骨髄幹細胞よりNK細胞系列の決定に伴いRunx3の発現が高まること、(2)Runx3はNK細胞系列の鍵分子であるIL-2/15受容体β鎖の発現維持に関わること、(3)Runx3はLy49ファミリー、CD43,CD11bなどNK細胞の機能、成熟に関連する分子の発現に重要であること、を見いだした。免疫監視に関わる各種細胞の分化、機能発現にRunxがどのように関連するか、今後ますます研究の進展が望まれる。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2018-03-28  

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