Project/Area Number |
17047045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
黒崎 知博 独立行政法人理化学研究所, 分化制御研究グループ, グループディレクター (50178125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
饗場 祐一 (餐場 祐一) 独立行政法人理化学研究所, 分化制御研究グループ, 研究員 (00273516)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥9,800,000 (Direct Cost: ¥9,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
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Keywords | BCAP / アダプター分子 / BCR / PI3K / B細胞分化 / BANK / 胚中心 / 免疫応答 |
Research Abstract |
獲得免疫系の最大の特色は、その多様性および寛容性である。無数の外来性抗原(非自己)を認識し、反応する一方、自己抗原に対して不応答性を示すという(寛容性)、極めてユニークなシステムを築き上げている。この機能を担っているのはB細胞の場合、B細胞レセプター(BCR)である。したがって、BCRを介する抗原認識によって引き起こされるシグナル伝達機構の研究は、B細胞の分化・増殖・細胞死の運命制御機構を解明するための必須の課題である。 本年度は、1)申請者が単離したアダプター分子BCAPがBリンパ球の分化にどのような機能を有するのか、2)さらに、BCAPの一つの特徴は、PI3Kを結合するチロシン残基を有するということであるが、このPI3K結合能力が、その機能に必須かどうかの検討を行った。 PI3K結合蛋白質としては、Bリンパ球では、CD19分子がよく知られているので、まず、BCAP, CD19両分子共に欠損したマウスを作製した。この両者とも、欠損したマウスでは、末梢Bリンパ球の数は激減しており、これら二つの分子が相乗的に働いて、Bリンパ球の分化に必須の機能を担っていることが判明した。また、このBCAP^<-/->CD19^<-/->B細胞にそれぞれの分子のPI3K結合能だけを欠失した変異分子を導入した時には、野生型を導入したときに見られた分化能の回復は見られなかった。さらに、このPI3K結合能を欠失した変異体では、PI3Kの結合がほとんど見られないことも確認された。これらの結果よりこれら両分子のPI3K結合能がB細胞の分化に必須であると結論した。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)
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[Journal Article] PKCβ regulates BCR-mediated IKK activation by facilitating the interaction between TAK1 and CARMA1.2005
Author(s)
Shinohara, H., Yasuda, T., Aiba Y., Sanjo, H., Hamadate, M., Sakurai, H., Kurosaki, T.
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Journal Title
J.Exp.Med. 202
Pages: 1423-2431
Related Report
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[Journal Article] BANK negatively regulates Akt activation and subsequent B cell responses.
Author(s)
Aiba, Y., Yamazaki, T., Okada, T., Gotoh, K., Sanjo, H., Ogata, M., Kurosaki, T.
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Journal Title
Related Report