Project/Area Number |
17209068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
HIROSE Taiko Tokyo Medical and Dental University, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (10156713)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MIKUNI Kumi 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)
OKAMITSU Motoko 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助教 (20285448)
大城 昌平 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学科, 教授 (90387506)
宮本 真巳 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (30209952)
川崎 裕美 広島大学, 医学部, 教授 (90280180)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
OHGI Shohei 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学科, 教授 (90387506)
MIYAMOTO Masami 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (30209952)
KAWASAKI Hiromi 広島大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (90280180)
CHO Yuichro 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助教 (90334432)
OMORI Takahide 慶應義塾大学, 文学部, 助教 (60276392)
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Project Period (FY) |
2005 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥34,450,000 (Direct Cost: ¥26,500,000、Indirect Cost: ¥7,950,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥10,140,000 (Direct Cost: ¥7,800,000、Indirect Cost: ¥2,340,000)
Fiscal Year 2006: ¥8,320,000 (Direct Cost: ¥6,400,000、Indirect Cost: ¥1,920,000)
Fiscal Year 2005: ¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
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Keywords | 低出生体重児 / 育児支援 / 早期介入 / NCAST / 乳幼児精神保健 / NCATS / NCAFS / 母子相互作用 / 看護介入 |
Research Abstract |
NICU入院中の低出生体重/早産児とその母親を対象として、退院直後からの育児支援の効果を明らかにすることを目的とした介入研究を実施した。対象母子を介入群(家庭訪問G26組、携帯電話G50組)とコントロール群43組に分けた。介入群には、乳幼児精神保健に基づいた育児支援を提供し、コントロール群には、これまで各市町村で実施されている育児支援を踏襲した方法で家庭訪問を実施した。介入群は、1~3ヵ月ごとに6回の家庭訪問、もしくは電話を一貫した担当者が行った。コントロール群には3回の家庭訪問を行い、訪問者は毎回異なっていた。 その結果、1)育児ストレスが、退院後3ヵ月時において、介入群(IG)の「子どもの気が散りやすい/多動」「親につきまとう/人に慣れにくい」において、コントロール群(CG)より有意に低かった。2)母親のうつ傾向は、介入群の12ヵ月においてうつ傾向を示す者が0名であったが、コントロール群には4名みられた。3)3・12ヵ月におけるソーシャルサポートは、介入群母親の方が有意に多い医療関係者、専門職のサポートを得ていた。4)3ヵ月母子相互作用(NCAFS)得点は、児の「Cueの明瞭性」「子ども総合得点」において、12ヵ月では、母親の「社会情緒発達の促進」「姿勢関連」得点において、介入群の方が有意に高得点を得ていた。5)3ヵ月時の発達は、介入群のDQが有意に高得点であったが、9ヵ月では、有意差が消失していた。6)母親満足度は、介入群の得点がコントロール群より有意に高い結果が得られた。なお、携帯電話Gのdataについては、現在もなお収集途上にあり、報告できない。 以上の結果は、乳幼児精神保健に基づいた育児支援介入の有効性を示すものであった。したがって、乳幼児精神保健の理論を育児支援の実践に活用した看護介入プログラム開発の有効性を示すものでもあった。携帯電話を活用した支援介入の結果については、今後data収集が完了してから明らかにされるが、家庭訪問による直接的な介入との相違点とともに、共通点も明らかにし、今後のプログラムのあり方を検討する必要がある。また、RCTを用いた規模の大きい研究に拡大させ、わが国における、より有効な育児支援政策に反映されうるものに発展させる必要がある。
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