Project/Area Number |
17254004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Institute of Technologists |
Principal Investigator |
SHIRAI Hiroyasu Institute of Technologists, 技能工芸学部, 教授 (40258926)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 文男 創造学園大学, 芸術学部, 准教授 (30406326)
小野 泰 ものつくり大学, 機能工芸学部, 准教授 (80364884)
藤田 香織 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (20322349)
横山 晋一 ものつくり大学, 技能工芸学部, 准教授 (20406614)
六反田 千恵 共栄学園短期大学, その他(住居学科), 講師 (40269353)
那須 武秀 ものつくり大学, 技能工芸学部, 講師 (80337683)
坂本 功 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90011212)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
TANAKA Humio 創造学園大学, 芸術学部, 特任教授 (30406326)
NASU Takehide ものつくり大学, 技能工芸学部, 講師 (80337683)
ONO Yasushi ものつくり大学, 技能工芸学部, 准教授 (80364884)
SAKAMOTO Isao 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90011212)
FUJITA Kaori 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (20322349)
YOKOYAMA Shinichi ものつくり大学, 技能工芸学部, 准教授 (20406614)
ROKUTANDA Chie 共栄学園短期大学, 住居学科, 講師 (40269353)
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Research Collaborator |
赤松 明 ものつくり大学, 教授
佐々木 昌孝 ものつくり大学, 講師
山口 亜由美 東京大学, 研究生
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Project Period (FY) |
2005 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥41,470,000 (Direct Cost: ¥31,900,000、Indirect Cost: ¥9,570,000)
Fiscal Year 2008: ¥9,750,000 (Direct Cost: ¥7,500,000、Indirect Cost: ¥2,250,000)
Fiscal Year 2007: ¥9,750,000 (Direct Cost: ¥7,500,000、Indirect Cost: ¥2,250,000)
Fiscal Year 2006: ¥11,960,000 (Direct Cost: ¥9,200,000、Indirect Cost: ¥2,760,000)
Fiscal Year 2005: ¥10,010,000 (Direct Cost: ¥7,700,000、Indirect Cost: ¥2,310,000)
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Keywords | ヴィエトナム / フエ / 阮朝 / 王宮建築 / 隆徳殿 / 修復計画 / 技術移転 / 国際協力 / 阮朝王宮 / 保存修復 / 阮朝王宮建築 / 部材修理 / 基壇修理 / 家具調査 / 院朝王宮建築 / 仮設建設 / 解体工事 / 部材調査 / ヴェトナム・フエ / 模型実験 / 実大実験 / 細部意匠調査 / 肇廟調査 |
Research Abstract |
本研究の成果として以下の3点を上げることができる。1)隆徳殿の寸法計画方法を解明した。隆徳殿の柱間寸法は、まず全体規模を想定し、基準寸法として端間を設定した上で、柱間比(1:√<2>:5/3)または単位長の整数倍(10:14:17)によって計画されたと考えることができる。また断面寸法は、柱間×比例係数(1/2、1、√<2>、5/3、2)によって決定されたと考えることができる。2)隆徳殿の建築技法を解明した。隆徳殿の裳階および庇における軒反りは、軒桁および反り増し材によって、軒桁の反りは庇柱・裳階柱を隅伸びおよび内転びさせることによって実現している。また柱の伸びは、庇柱の隅伸びが2越寸、裳階の脇間外側柱の伸びが1.5越寸、裳階柱の隅伸びが3越寸であり、庇・裳階の中間両端柱が2越寸、裳階脇間外側柱が0.5越寸、庇・裳階の隅柱が1越寸内側に転んでいたと考えることができる。3)隆徳殿の解体修理において、実測調査および寸法分析、実物大構造実験、地質調査、原寸図の作成、人工木材による部材修理など日本における修理技術を駆使することによってヴィエトナム側に建造物の保存に関する技術を移転することができ、国際協力に貢献することができた。
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