新規降圧ペプチド(salusin)の発現調節と心臓での受容体・情報伝達系の解明
Project/Area Number |
17390228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
平田 結喜緒 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50135787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
七里 眞義 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教授 (10206097)
吉本 貴宣 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助手 (80297457)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥15,300,000 (Direct Cost: ¥15,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥8,000,000 (Direct Cost: ¥8,000,000)
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Keywords | サルーシン / 発現調節 / 受容体 / 情報伝達 / 生理活性物質 |
Research Abstract |
本年度はラットpreproSALを特異的に認識するTaqMan probeを用いた定量的RT-PCR系を構築し、正常ラット各種組織におけるSAL mRNAの発現と昨年度作成した抗ヒトサルーシンβ抗体を用いSAL発現分布の免疫組織化学的検討を行った。 ラットSAL mRNAの発現は視床下部において最も著明で、その他胸腺、肝臓など広範な組織にも認められた。抗SAL-β抗体による免疫染色では、視床下部と下垂体後葉で最も強く、下垂体前葉、胃、小腸においても陽性細胞が認められた。また、脾臓、胸腺、リンパ節ではマクロファージ様細胞、肝臓ではクッパー細胞でSAL-βが陽性であり、CD68も陽性であった。一方、抗SAL-α抗体による免疫染色では全ての組織で陽性細胞は認められなかった。以上より、ラットSALペプチドは視床下部より産生されて、視床下部および下垂体後葉に分布すると考えられるが、全身のマクロファージ様細胞だけでなく下垂体前葉系細胞や消化器系の細胞にも認められた。また、主要臓器における発現はヒトとは異なり、神経ペプチドとしての機能以外にも、免疫系や、消化系で何らかの機能を担う可能性が示唆され、現在検討中である。 またヒトsalusin-αのラジオイムノアッセイ系を確立し、血漿および尿中にsalusin-αが予測された分子量でそれぞれ数十pMおよび数百pM存在することを明らかにした(文献1)。さらにsalusin-βがオーファンG蛋白共役型受容体であるマウスのMrgA1のリガンドとして機能することを明らかにしたが、cognateリガンドではなくsurrogate ligandとして作用していると考えられた,(文献2)。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)