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三大一神教における聖書解釈

Research Project

Project/Area Number 17520062
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Religious studies
Research InstitutionDoshisha University

Principal Investigator

勝又 悦子  同志社大, 神学部 (60399045)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 立  同志社大学, 神学部, 教授 (60288595)
中田 考  同志社大学, 神学部, 教授 (40274146)
Project Period (FY) 2005 – 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥2,910,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2007: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords聖書解釈 / ユダヤ教 / ユダヤ教聖書解釈(ミドラシュ) / アラム語訳聖書(タルグム) / キリスト教 / イスラーム / 一神教
Research Abstract

2年目となる本年も、初年度同様、研究の基礎となる一次原典資料の読解を進め、分析に用いる資料を具体的に絞り込む作業が中心となった。特にユダヤ教聖書解釈の中でも位置づけの難しいアラム語訳聖書(タルグム)を軸にすることの意義が明らかにした。タルグムは、翻訳文学とは言え、必ずしもユダヤ教聖書解釈の主流ではないがゆえに、逆に、キリスト教の聖書解釈との接点も推測される。タルグムとミドラシュなどのユダヤ教の主流の聖書解釈の比較を通して、個々の聖句に対して、メジャーな解釈伝承、マイナーな解釈伝承の見取り図を描くことができる。これは、更に、原始キリスト教、教父神学、イスラームでの聖書解釈との比較の際の座標となる。そこで、本年度は、タルグムのモーセ五書を読み進め、どのような箇所にタルグムの力点が置かれているかを探った。ミドラシュ、タルグム共通の関心部分としては創世記、中でも天地創造、ヤコブの祝福部分が挙げられる。出エジプト記での十戒の部分、民数記のバラムの託宣、申命記のモーセの歌については、タルグムでは、極めて詳細な解釈がされるのに対し、ミドラシュでは、これらの部分の解釈は手薄である。こうした箇所は、今後の分析の具体的資料となる。ユダヤ教内部での解釈の力点の違いが明らかになるにつれ、三つの一神教の聖書解釈の比較に移る前に、まず、ユダヤ教での聖書解釈の諸相を十全に明らかにすることが重要であることが認識されてきた。
以上の原典資料読解と平行して、歴史背景となるラビ・ユダヤ教時代のラビと異教徒の関係について、また、ラビ・ユダヤ教の根本理念として重要な、ユダヤ教における家族観、結婚観も論文としてまとめた。更に、ラビ・ユダヤ教の概説書の翻訳を進め(来年度以降刊行予定)、ユダヤ教理解の基礎となる文献紹介、ユダヤ教の聖書解釈についての概論を辞典原稿として執筆し、現在校正中である。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] ユダヤ教の結婚観2006

    • Author(s)
      勝又 悦子
    • Journal Title

      平和と宗教 庭野平和財団平和研究レポート : 宗教は結婚をどう考えるか 25号

    • NAID

      40015493457

    • Related Report
      2006 Annual Research Report
  • [Journal Article] ラビとミーニーム-Tフリン2 : 20-24, コヘR1・8を中心に2006

    • Author(s)
      勝又 悦子
    • Journal Title

      港(ナマール) Port 11号

      Pages: 35-55

    • Related Report
      2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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