急性冠症候群活発症における血小板由来MMP活性の役割に関する研究
Project/Area Number |
17590750
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
坂本 知浩 熊本大, 医学部附属病院, 講師 (00301375)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 道博 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 助教授 (30264295)
小川 久雄 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (50177135)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 血小板 / 虚血性心疾患 / 凝集能 / 抗血小板剤 |
Research Abstract |
(目的) 急性冠症候群やその他の虚血性心疾患、末梢動脈疾患などの動脈硬化の親交が強く示唆される症例における血小板凝集活性と、血小板由来のMMPの急性冠症候群発症における役割について明らかにする。 (対象) 熊本大学医学部附属病院循環器内科に入院となった急性冠症候群やその他の虚血性心疾患、末梢動脈疾患罹患患者。急性冠症候群については、来院時の症状、心電図変化により急性心筋虚血が疑われる症例で、トロポニンT簡易定性キットにて陽性または血清心筋逸脱酵素の正常上限の2倍以上の上昇を認めた症例(STEMI又はNSTEMI)に対して、緊急冠動脈造影を施行する。同検査にて主要冠動脈に有意な高度狭窄や血栓性の閉塞が確認された症例に対し、引き続き冠動脈形成術を施行。冠動脈血行再建に成功した症例を対象とする。 (方法) 対象症例から、試験参加についての同意を取得した後、末梢静脈血のサンプリングを経時的に行う。すなわち来院時、冠動脈形成術直後、12時間後、24時間後、48時間後、96時間後、1週間後、2週間後の合計8ポイントの検体を採取する。血小板凝集能の測定は、クエン酸採血後、富血小板血漿の分離を行う。凝集刺激薬としてADP1.0*Mをサンプルに甜瓜後、レーザー光散乱法(Kowa PA-200)を用いて、血小板小凝集槐生成速度を測定し、血小板活性を測定する。PA-200は極めて鋭敏な血小板凝集能測定装置であり、血小板数にてわずか70個からよりなる血小板凝集の極初期に認められる小凝集槐を検出する能力を持ち、従来の透過光法による測定ではよりも感度が優れている。 (結果) 経皮的冠動脈形成術施行症例において、術施行全の血小板凝集能(血小板小凝集槐生成速度)は、再狭窄の独立した予測因子であった。また末梢動脈疾患症例において、血小板凝集能は、重症度の指標であるankle brachial indexと有意な逆相関を認めた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)