特定領域研究「20世紀における戦争・冷戦と科学・技術」の展望に関わる企画調査
Project/Area Number |
17630018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Sociology/History of science and technology
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
市川 浩 広島大学, 総合科学部, 教授 (00212994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
常石 敬一 神奈川大学, 経営学部, 教授 (00039786)
山崎 正勝 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (20106959)
田中 浩朗 東京電機大学, 工学部, 助教授 (70240900)
河村 豊 東京工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (10369944)
西山 勝夫 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60077691)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 20世紀 / 戦争 / 冷戦 / 軍事研究 / 科学 / 技術 / 医学 / 倫理 |
Research Abstract |
まず、国際的な研究ネットワーク構築をめざして、第22回科学史国際会議(the 22nd International Congress of History of Science:平成17年7月、北京)の"戦争と科学"分科会(S10.Symposium "War and Science")に研究者(河村豊、田中浩朗、山崎正勝)を派遣するとともに、科学史や倫理学、国際政治史などの研究者が集まり、本格化させる共同研究の発端との位置づけで、国際シンポジウム「20世紀における戦争・冷戦と科学・技術-国際共同研究の展望-」を平成17年10月1、2両日、広島市において開催した。シンポジウム第1日目のワークショップでは、各国における戦時=冷戦期の科学・技術をめぐる歴史研究の展開方向、現在の関心などがこもごも語られ、研究交流が大いにすすむと同時に、強固な研究ネットワークの形成に成功した。第2日目の公開シンポジウムでは、常石敬一氏による基調報告「"戦争と科学"をめぐる諸問題」のあと、河村豊/田中浩朗両氏による「戦時中の日本における科学者動員」、ヘルムート・マイエル氏の講演「"ドイツの科学は前進する!"-第2次世界大戦期ドイツ兵器研究の成功-」、ジェシカ・ワン氏の講演「核時代の科学者と政治的積極主義の賭」、エドゥアルド・I.コルチンスキー氏の「ソ連邦科学アカデミーと戦争」、そして、スチュアート・ウィリアム・レスリー氏の講演「"醜いアメリカ人":冷戦期アメリカの技術援助計画」がおこなわれ、研究の最前線におけるトピックスのいくつかが紹介された(本公開シンポジウムの記録は丸善株式会社出版事業部より公刊されている)。 この間も全体の相談会、そして、研究項目ごとの相談会を開催しつつ、研究組織・研究計画の策定と『特定領域計画書』の編集をすすめ、平成17年11月15日、無事、315ページにおよぶ『平成18年度発足特定領域計画書:20世紀の戦争・冷戦における科学・技術の展開とその影響に関する総合的研究(略称:"戦争と科学")』を提出することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
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