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粒子相関と配向・偏極で探る有限量子系のダイナミクス

Research Project

Project/Area Number 17635001
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section企画調査
Research Field Physical chemistry
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

河内 宣之  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50161873)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柳下 明  高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (80157966)
大山 浩  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60192522)
酒井 広文  東京大学, 大学院理学系研究科, 助教授 (20322034)
伊藤 秋男  京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90243055)
市村 淳  宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 助手 (60168325)
Project Period (FY) 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Keywords原子・分子物理 / 量子エレクトロニクス / プラズマ・核融合 / 放射線、X線、粒子線 / 量子ビーム / 化学反応
Research Abstract

原子や分子などの有限量子系では、そのハミルトニアンには、あいまいさがなく、それを出発点として、多彩な原子・分子過程をどのように理解するかが、課題となる。この課題は、『物質変化の原理』を解明することを目指しているという点で、化学における普遍的な課題であるといえる。ところがこれまでは、実験技術の未熟さゆえに、測定されるのは、単に平均化された量に過ぎなかった。ところが最近の実験技術の進歩は目覚しく、得られる情報の質が飛躍的に向上している。このような状況を踏まえ本研究では、有限量子系のダイナミクスを支配しているものに迫り得る研究とはどのようなものであるかを議論し、具体的なテーマを策定することを目的とした。議論の場として、以下の三つの研究会を開催した。
第1回研究会 6月27-28日 つくば市
第2回研究会 9月18日 京都市
第3回研究会 1月23-24日 熱海市
また主要メンバーにより、都合16回の打ち合わせ会を開催し、上記の議論を積み重ね、これら3回の研究会が実り多いものになるよう工夫した。その結果、並進・回転制御された分子反応研究が重要であるとの結論に達した。並進制御とは、反応する二つの分子種の相対速度を、室温における熱速度を超えて、精密に低くすることを意味する。回転制御とは、反応する分子の配列・配向を様々な手段により規定することを意味している。おそらくはこの二つのキーワードを軸として、近未来の分子反応研究は、新しい展開を見せるものと思われる。並進制御や回転制御により分子反応を操ることも決して夢ではないであろう。以上の議論を踏まえ『並進・回転制御で探る分子反応』を今後チャレンジすべきテーマとして策定した。なお、上記3回の研究会のアブストラクトを中心とした報告書を作成し、研究分担者をはじめとして関連研究者に配布した。

Report

(1 results)
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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