Project/Area Number |
17639003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Virology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野本 明男 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70112670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹川 千尋 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70114494)
北 潔 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90134444)
柳 雄介 九州大学, 大学院医学研究院, 教授 (40182365)
光山 正雄 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10117260)
審良 静男 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (50192919)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 感染現象 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 / 増殖機構 / 病原性発現機構 / 宿主応答機構 / 研究マトリックス |
Research Abstract |
本研究は、今年度で終了する特定領域研究「感染の成立と宿主応答の分子基盤」(領域略称名「感染と宿主応答」(代表:永井美之)により樹立した、我国初めての感染症学と免疫学の融合研究をさらに発展させるための企画調査を行うことを目的とした。 「感染と宿主応答」が開始された後に、SARSの出現があり、また鳥インフルエンザウイルスのヒト社会への侵入例が数多く報告されるようになった。特にSARSの出現により、「どのタイプの微生物も新興感染症の原因となりうる」との認識に到った。したがって、現在行われている感染症対策研究では不十分であり、どのタイプの病原微生物にも対応出来る基礎研究者組織の構築および優秀な若手基礎研究者の育成が社会的な急務となった。 病原微生物ごとに増殖機構および病原性発現に到る宿主との関わり合いが異なる。しかしながら、一般に同じ分類に属する病原微生物は互いに似ている点が多く、宿主との関わり合いにも共通点が存在する。この点に着目し、マトリックス的研究組織を構築した。 具体的には、各分類の代表的病原微生物に関し、i)増殖複製機構、ii)病原性発現機構、iii)感染に対する宿主応答機構の研究を推進する基礎研究者組織を構築した。病原微生物ごとの研究を縦糸、病原微生物に横断的な上記のi)、ii)、およびiii)の研究を横糸とし、感染現象を深く理解するための研究マトリックスを構築した。メール会議および3回の班会議で構築した研究組織は、各領域の研究者を縦横に集めた研究会により、互いに切磋琢磨出来る組織であり、またそのことにより新たな研究課題を提供することが出来、先端生命科学に十分貢献出来る組織である。これらのことは2回のシンポジウム(12月10-11日:2月12日)を開催した結果、十分に確認することができた。 本研究で構築した研究組織による特定領域計画書「感染現象のマトリックス」(代表:野本明男)は既に提出済みであり、平成18年度発足を目指している。
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