注視した微小領域に対する瞳孔反応の特性解明とユーザインタフェースへの適用
Project/Area Number |
17650026
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
|
Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
田野 俊一 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 教授 (50282918)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | ユーザインタフェース / 人間工学 / 瞳孔径 / 対光反応 / 刺激応答 |
Research Abstract |
多人数による多様な提示環境・注視条件による定量的実験により下記を実証した. 【総合的な結果】 ●一点注視型画面分割インタフェースがシースルーHMD、プラズマディスプレイ、明るい環境にて動作する ●3分割インタフェースにて発光面積が1/729まで注視点の特定が可能 【認識アルゴリズムに関する結果】 ●人や条件に関係なく瞳孔径の判断開始を0.683(s)遅らせればよい ●光り始めによる影響による最初の1領域の除外はしなくてもよい 【最も効率のよい認識方法】 ●それぞれの発光領域での瞳孔径の平均と、それ以外の瞳孔径の平均の差を求め、最も差が大きい領域を注視領域とする 【注視に対する集中力が低下したときの瞳孔反応への影響】 ●2次タスクを行ったとき瞳孔径の平均値が上昇する現象がある ●負荷が高い場合は瞳孔反応も縮小する場合がある 【背景とシースルーHMD内の画面の特定】 ●輝度が小さくなるにつれて瞳孔反応に差があらわれる ●輝度を10%未満にすると、背景を注視したときに瞳孔が反応しなくなり、「見ていない」ときを瞳孔反応から推定できる可能性がある
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)