知覚神経系の回路形成に特異的に関与する骨形成因子阻害蛋白に関する研究
Project/Area Number |
17650099
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nerve anatomy/Neuropathology
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
佐藤 康二 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80235340)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 浩司 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90263277)
三河 須美子 浜松医科大学, 医学部, 助手 (70359743)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 知覚神経系 / 神経回路 / 骨形成因子 / 神経細胞 / アストロサイト |
Research Abstract |
本研究では、ニューロジェネシンを中心に据え、BMPシグナリング系の知覚性上行路の神経回路形成に於ける役割を明らかにすることを目的とした。また、ニューロジェネシンは、後根神経節細胞に一様ではなく、様々なレベルで発現しており、BMPシグナリング系が各々のニューロンの体性知覚の空間配置を規定している可能性についても検討を加えた。 具体的には、BMPシグナリング系関連蛋白の発現の発生に伴う発現変化を調べることにより、知覚性神経回路形成に於けるBMPシグナリング系関連蛋白の時間的・空間的関与について明らかとした。また、他の回路形成関連蛋白の発現様式を詳細に観察することにより、知覚神経の回路形成におけるBMPシグナリング系関連蛋白の関与様式の全体像を把握した。次に免疫電顕法を用いて、シナプス形成に於けるBMPシグナリング系の関与を明らかとした。さらには、in vitroの機能解析として、後根神経節細胞を始めとする知覚ニューロンを初代培養し、BMPシグナリング系が、軸策伸展に対して影響を与えるメカニズムについても検討を加えた。さらに、tracer法を用いて、BMPシグナリング系関連蛋白が回路形成においてその投射先である上位ニューロンを規定する可能性を明らかとした。また、現在、ニューロジェネシンノックアウトマウスを作成中であり。そのマウスを用いて、マクロな表現系、神経系の微細構造の変化、知覚神経のtargetingの異常について詳細に検討する予定である。また、ノックアウトマウスから、各種ニューロンの初代培養を調整し、BMPシグナル関連蛋白を培地に加えたときの軸策伸張の様子を、ワイルドタイプマウスと比較する実験の準備を行った。以上の取り組みにより知覚神経系の回路形成におけるBMPシグナリング系の役割が明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)