Research Project
Grant-in-Aid for Exploratory Research
本年度は、近交系スンクスを樹立するための兄妹交配、スンクスにおけるオリジナルのマイクロサテライトマーカーの開発、および今までに開発したCATS(Comparative Anchor Tagged Sequence)マーカーとマイクロサテライトマーカーから成る遺伝的連鎖地図の作製を行った。具体的には以下の通りである。(1)近交系スンクスの樹立:TKU系統において毎世代兄妹交配を繰り返し、近交系スンクスの樹立を進めた。また、基礎的なデータを得るために、妊娠期間、一腹産子数等を記録した。しかし、残念ながら、近交22世代目で途絶えてしまった。(2)マイクロサテライトマーカーの開発:昨年度までに、F20世代以上を経過して個体間の遺伝的変異性がほとんどないTKUスンクスの臓器から核DNAを抽出して、マイクロサテライトDNA濃縮ライブラリーを構築した。そして、マイクロサテライトDNA陽性クローンの塩基配列をDNAシークエンサーにより決定し、得られた塩基配列に基づいて、PCRプライマーを設計・合成し、F2マッピングパネル作成に用いた両親系統とそのF1において、開発したマイクロサテライトマーカーがPCRにより増幅するか否かを調査した。本年度は、F2マッピングパネル全77個体の多型解析を行い、マーカー開発に成功した。(3)遺伝的連鎖地図の作製:上記のマイクロサテライトマーカーの他に、今までに開発してCATSとマイクロサテライトマーカーを含めて連鎖解析を行い、12群から成る連鎖地図の作製に成功した。
All 2008 2007 2005
All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)
Experimental Animals 57(印刷中)
Experimental Animals 56・1
Pages: 51-56
Experimental Animals 54・2
Pages: 173-180