レジスタンストレーニングとエアロビックトレーニングの至適な実施順序に関する研究
Project/Area Number |
17650185
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sports science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高松 薫 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (90015727)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 直方 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20151326)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | レジスタンス運動 / エアロビツク運動 / 成長ホルモン / 筋肥大 / エアロビック運動 / 遊離脂肪酸 / グリセロール / 脂質の貢献度 |
Research Abstract |
高強度の運動がその後に行うレジスタンス運動後のホルモン分泌動態に及ぼす影響を検討した。 成人男性9名を対象に,1)高強度運動の60分後にレジスタンス運動を行う試技(SR60),2)高強度運動の180分後にレジスタンス運動を行う試技(SR180),3)レジスタンス運動のみを行う試技(R)を行わせた。高強度運動には、低強度でのエアロビック運動と間欠的な全力自転車ペダリング(5秒×8セット)を組み合わせた運動を用いた。レジスタンス運動は、5種目の運動をそれぞれ3セット行わせた。 その結果,高強度運動後には,血中乳酸や各種ホルモン濃度の有意な増加が認められた。レジスタンス運動開始直前において,SR180では遊離脂肪酸濃度が,SR60では成長ホルモン濃度が他の試技に比較してそれぞれ有意に高値を示した。レジスタンス運動後において,アドレナリン,ノルアドレナリンおよびフリーテストステロンの分泌応答に試技間で有意差はみられなかった。一方,SR60では,運動後における成長ホルモンの分泌応答がほぼ完全に抑制された。なお,レジスタンス運動直前に測定した最大筋力には,試技間で有意差は認められなかった。 上述の結果は,高強度運動後に比較的短い休憩(60分)を挟んでレジスタンス運動を実施した場合には,運動後における成長ホルモンの分泌応答が著しく抑制されることを示すものである。 我々は,既に,レジスタンス運動がその後に行うエアロビック運動中の脂質代謝を亢進させることを認めている(Goto et al.2007)。一方,長時間のエアロビック運動はその後に行うレジスタンス運動後の成長ホルモンの分泌を抑制する(Goto et al.2005)。これらの知見を踏まえると,レジスタンス運動とエアロビック運動を連続して実施する場合には,レジスタンス運動を始めに行うプログラムが好ましいと考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)