動作解析のための着衣内の身体計測点追跡用機器の開発と改良
Project/Area Number |
17650216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General human life sciences
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
大村 知子 静岡大学, 教育学部, 教授 (00096786)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 着衣下計測点 / 赤外線マーカー / 動作追跡 / 三次元動作解析ソフト / 筋電 |
Research Abstract |
着衣している内側(着衣下)の計測ポイントを特定できるマーカーの開発と改良を目的に、被服のゆるみや被服素材とその厚さや色などによる影響が最小限で布帛を透過する赤外線マーカーに着目して検討をした。すなわち、衣服のゆとり量、素材の材質、色、厚さなどによる透過性と其の精度について、実験者を試作し、着用実験からその関係を明らかにして、衣服表面のポイントと衣服下の計測ポイントとのずれを計測することが出来るようになった。室内の自然照明において、特殊なカメラを使用せずに計測用マーカーを追跡することが可能であることが検証された。そこで、上衣(前あきシャツ)下衣(パンツ)を試作し、ランプの出力、方向、大きさなど、人が着衣した状態での適否に関して着用実験を行った。 その結果、実際に衣服と身体表面の計測点の動作中のずれや着衣のままで姿勢変化や動作による身体寸法の変化を捉えることが可能であることが確認された。よって、今回試作したマーカーは動作解析に有用であるとの結論に達した。 本研究の成果を「着衣内の身体計測点追跡のための計測マーカーについて」と題する研究報告としてまとめ、学会誌投稿の準備が整い、現在英文等の最終チェックをしている。また、本研究に関連して、(社)日本家政学会第58回大会(秋田、2006.5)において以下の報告をした。 ・「福祉教育に向けた衣服着脱時の障害者体験に関する基礎的研究」平林優子、大村知子 ・「ローライズパンツのはき心地に関する研究」大村知子、山内幸恵 さらに、本年度の成果を(社)日本家政学会第59回大会(岐阜、2007.5)において発表する。 ・「前あきシャツにおけるサイズの違いによる着用状態への影響」平林優子、大村知子他2名 ・「パンツの着崩れに関する研究」大村知子、山内幸恵
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)