社会システム工学のための空間解析ツールボックスの開発と普及に関する研究
Project/Area Number |
17651089
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Social systems engineering/Safety system
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
奥貫 圭一 Nagoya University, 環境学研究科, 准教授 (90272369)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡部 篤行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10114050)
貞廣 幸雄 (貞広 幸雄) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (10240722)
浅見 泰司 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (10192949)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | 空間解析 / ソフトウェア開発 / 点パターン分析 / ソフトウエア開発 |
Research Abstract |
本研究では,社会システム工学研究で長年に渡って蓄積された空間解析法を,幅広く一般社会で応用するためのソフトウェアツールボックスを開発し,これを普及させる仕組みを提案することを目的として進めてきた。最終年度は,ソフトウェア提供と管理を軸に研究をまとめた。具体的には以下に述べる通りである。 ソフトウェア本体に加えて,本ソフトウェアの利用を助けるためのチュートリアルなどを整備し,ウェブを介して一般研究者に提供してきた。さらに,作成した一連の成果物の宣伝をかねて,アメリカ地理学会や歴史地理情報システムシンポジウムにてこのソフトウェアを利用した分析方法に関する研究発表を行ったほか,カリフォルニア大学の歴史人類学や地理学などの研究者たちに解析用ソフトウェアの説明を行うと同時に,大学における教育現場での利用可能性をも検討した。 最終年度であったので,共同研究者らとともにこのソフトウェアの評価を行い,今後へ向けての課題も整理した。将来課題抽出のため,いくつかの道路データを揃えて,例外的な分析事例を生み出し得るデータを見つける作業を行った。残された課題のうちのひとつはソフトウェアの独立性である。開発したソフトウェアは,既存のGISソフトウェアとの併用で実行することを前提としており,必ずしも自由度が高くない。それを克服する案をまとめたものの,一から開発し直す新しい研究プロジェクトをたちあげる必要があり,本研究課題では,あくまでも将来課題として指摘するにとどめた。このように将来的な課題がいくつか残ったものの,開発したソフトウェアが国内外の多分野の研究者から利用されている事実が蓄積され,このことは大いに評価されるべきものと考えている。
|
Report
(3 results)
Research Products
(7 results)