古代語名詞の<数>と文法現象との関係についての実証的研究
Project/Area Number |
17652045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese linguistics
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
高山 善行 University of Fukui, 教育地域科学部, 教授 (90206897)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 古代語 / 名詞 / 数 / 文法 / 平安時代 / 中古語 / 文法史 |
Research Abstract |
本研究の研究期間は、平成17年度〜19年度であり、今年度は最終年度にあたる。今年度は、これまで実施してきた研究を承けて、文献調査・情報収集をおこない、研究成果報告書という形でまとめた。 1)情報収集の概要 昨年度に引き続いて、年数回程度の研究打ち合わせ会議を開催し、研究テーマに関する情報交換を行った。この情報交換は古代語名詞の記述分析方法に関する議論を中心とする。 2)文献調査の概要 国立国会図書館、琉球大学図書館で文献調査を行い、古代語関係、琉球方言関係の文献情報を得た。この調査により、古代語と方言との接点を探ることができた。3)用例調査の概要 『源氏物語』を資料とする接尾語「ども」の用例調査、古代〜中世資料を用いた「〜始め」の用例調査を行った。 4)研究成果の公開 本研究の一部を「古代語名詞句の意味解釈について」(『日本語文法』7巻2号)で発表した。本論文は学会誌の査読論文である。また、本研究の成果は、研究成果報告書という形で公表している。 以上により、本研究は終了することとなる。いくつか課題が残るが、未開拓の研究領域を開拓する上で、今後の研究につながる研究方法・言語事実を発見することができたと思う。よって、萌芽研究の目的は達成し得たものと思われる。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)