言語学・コミュニケーション・ライフヒストリー的観点からの中学英語教師の研究
Project/Area Number |
17652064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
柳瀬 陽介 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70239820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大津 由紀雄 慶應義塾大学, 言語文化研究所, 教授 (80100410)
横溝 紳一郎 佐賀大学, 留学生センター, 教授 (60220563)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 英語 / 教育学 / 言語学 / コミュニケーション / 実践 / 教員研修 / 英語教育 / 教師の成長 / 教師の信念 / 技能と言語 / 教師成長 |
Research Abstract |
本研究の成果は、端的には平成19年11月24日に広島大学で行われたシンポジウム「田尻悟郎氏英語教育実践解明」によって公表された(参加者約300名)。このシンポジウムには研究代表者・研究分担者はもちろんのこと、研究協力者として田尻悟郎氏、春原憲一郎氏も招聘し、講演・対談も行った。 言語コミュニケーション力論からの考察として柳瀬陽介は、Niklas Luhmannのコミュニケーション論の枠組みを使い、田尻氏の個性記述を超えて、「よい英語教師をつくるのは、的確なコミュニケーション理解に基づいて行われる、英語教師の毎日の中での様々なコミュニケーションである」という仮説を提示した。ルーマン的理解によるなら、私たちは教師や生徒の意識(心的システム)とコミュニケーション(社会システム)の相対的独立性を認め、教育を「伝達」と考えるのではなく、教室を二重の偶発性に満ちた相互作用の空間とみなし、生徒の自己準拠性に働きかけるべきである。 言語学的考察として大津由紀雄は、言語の「3次元構造」をあたかも1次元構造(語順だけ)の問題であるかのように提示するところに田尻実践の特徴を見出した。 ライフヒストリーの観点からの考察として横溝紳一郎は、田尻実践を支えている「学びのサイクル(PDCA)」を指摘し、それを真似しながら、形成していくことを教員研修の一つのあり方としても提案した。 この研究成果は公刊すべく、現在出版社と交渉中である。 なお平成19年度の計画にあった、田尻氏と、彼が実践者として非常に共感を覚えている木村秋則氏との対談を実現し、その対談を分析することは、両者の日程がどうしてもあわず残念ながら実現できなかったことを付記しておく。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)