出前相談の試行:地域に開かれた心理教育相談活動の実践と評価
Project/Area Number |
17653078
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical psychology
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
赤羽 貞幸 信州大学, 教育学部, 教授 (40089090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
守 一雄 信州大学, 教育学部, 教授 (30157854)
川島 一夫 信州大学, 教育学部, 教授 (40135116)
村上 千恵子 信州大学, 教育学部, 教授 (90326984)
高橋 知音 信州大学, 教育学部, 助教授 (20291388)
今田 里佳 信州大学, 教育学部, 助教授 (80306670)
小松 伸一 信州大学, 教育学部, 教授 (50178357)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 心理相談 / 教育相談 / 心理検査 / 地域貢献 / 集団式連想検査 / 大学開放 |
Research Abstract |
一般社会や学校における心の問題を抱える人々に対する社会的ケアや社会的サポートへのニーズはますます増大している。こうしたニーズにあわせて、臨床心理士やスクールカウンセラーなどによる心理教育相談活動が徐々にではあるが広まってきている。本学教育学部でも、キャンパス内に心理教育相談室を開室して、臨床心理士資格を持つ5名の教員が中心となって心理教育相談を実施してきた。しかし、心の問題を抱えているクライエントが直接にこうした相談機関にアプローチすることには心理的な抵抗感も強い。また、そうした希望を持っていても、そもそも外出したがらない「ひきこもり症候群」や「不登校児」の場合には、来室による相談を前提とする従来のやり方による心理相談活動では対応が困難である。 本研究の目的は従来の受動的相談活動からカウンセラーが能動的にクライエントのもとへ出向くような相談スタイル(「出前相談」)を実践し、その効果を客観的に検証することである。教育学部の附属学校園を中心にすでにこうした「出前相談」を始めている。これをさらに発展させ、能動的心理教育相談活動の新しい形態として長野市の市街地再開発事業との連携により、心理教育相談室のサテライトを中心市街地に設置して相談活動を行うほか、「出前相談」がどこまで可能かの試行を行った。 本年度は関係諸機関との連絡調整および、心理教育相談のための検査機器などの購入を行い、長野市市街地のショッピングビル内にある市民共同利用スペースを利用して、「街中お悩み相談室」を開室した。研究実践の成果は『信州心理臨床紀要』に論文としてまとめた。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)