新しいタイプの単純接触効果-クールな認知とホットな認知をつなげる理論基盤の構築-
Project/Area Number |
17653088
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
寺澤 孝文 Okayama University, 教育学部, 准教授 (90272145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 奈津子 就実大学, 人文科学部, 准教授 (80322585)
井上 祥治 岡山大学, 教育学部, 教授 (00093667)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 潜在記憶 / 単純接触効果(Mere Exposure effect) / 長期インターバル / 感情 / 画像 / 顔 / 聴覚刺激 / 社会心理学 / 単純接触効果 / 長期記憶 |
Research Abstract |
月単位のインターバルを挿入して潜在記憶を 検出できる確実な実験条件と、同様に、長期インターバルを挿入して単純接触効果を検出できる実験条件の特定を目指し、研究を進めてきた。その結果、まず、意味を同定できないような、ランダムに作成された4秒程度の聴覚刺激を刺激として使った場合、その刺激との遭遇回数の効果を、1〜4ケ月の範囲のインターバルを入れて確実に、また頑健に検出できる条件を確立した。この事実は記憶や認知研究はもちろん、知覚研究等にも多大なインパクトを持つと考えられ、現在複数の雑誌に投稿し始めている。他方、このような聴覚刺激を用いた場合は、逆に、単純接触効果を検出することが非常に困難であることも明らかになった。そこで、長期インターバルをいれ、潜在記憶現象と単純接触効果の両者を同一実験事態で検出できる条件を、これまでの実験結果と独自の理論に基づき種々検討した。その結果、顔の線画のイラスト刺激を刺激とした場合に、好意度と潜在記憶の指標の両者に、1ケ月前の提示回数の効果が有意に検出されることが明らかになった。検出される単純接触効果のパターンも、予測通り、学習回数に対してU字型を示すパターンであった。これまでの研究成果を概観すると、長期インターバルを挿入して両者を同時に検出するために考慮すべき条件もかなり特定できた。潜在記憶の指標には符号化の難しい(もしくは経験量が少ない)刺激を用いることが有効であり、他方、長期インターバル後の単純接触効果を検出するためには、弁別性は高いが、類似した情報との遭遇量が多い刺激を用いることが有効である。顔のイラスト刺激は、その特徴を持った最適な刺激となろう。 その他本研究で、コンピュータなどを使わず(集団実験として)、画像データを対象者一人ひとりにランダムに提示し、なおかつカウンターバランスを実施できる、実験冊子の印刷技術が2種類開発されたことも特記される。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)