Project/Area Number |
17655038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
友岡 克彦 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 連携教授 (70207629)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井川 和宣 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助手 (80401529)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | シラノール / 不斉合成 / retro-Brook転位 / 求核置換反応 / Diels-Alder反応 |
Research Abstract |
キラルシラノールの効率的不斉合成法の開発:光学活性有機ケイ素化合物群のキラル合成素子として重要なキラルシラノール類の新しい不斉合成法の開発に取り組んだ.その結果,アキラル環状ジアルコキシシランに低求核性の不斉塩基を作用させると,不斉非対称化を伴うδ-脱離反応が進行し,アルコキシ基が置換したシラノールが光学活性体として得られることを見出した.この不斉δ-脱離法は,先に開発した不斉求核置換法とは異なる置換様式のシラノールを与えるために両手法は相補的に利用することが出来る.また,本法で得られたシラノールに適切なアルケンを作用させるとそのジエン部位とのDiels-Alder反応が進行し,高度に官能基化された有機ケイ素化合物に導くことにも成功した. キラル有機ケイ素化合物の官能基変換法の開発研究:アルコキシ基が置換した光学活性シラノールの官能基変換を検討した結果,有機金属反応剤による求核置換反応が立体特異的に進行することを明らかにした.また,基質構造の僅かな差異によって反応の立体化学経路が逆転する(立体保持,もしくは立体反転)ことも見出した.本手法を前述のキラルシラノール不斉合成法と組み合わせることで多様なキラルケイ素化合物を合成することが可能になる.一方,アリルオキシシランの[1,4]-retro-Brook転位に関する研究も継続して行い,ケイ素上の置換様式が異なる系でも反応が完壁な立体保持で進行することを明らかにした.更にまた,アルケニル基が置換したケイ素化合物(ビニルシラン)にオゾンを作用させるとα-シリルペルオキシドが収率良く得られることを見出した.この異常オゾン酸化は光学活性ケイ素化合物の酸化的官能基変換法として有用と考えられる.
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)