Project/Area Number |
17656179
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Nippon Bunri University |
Principal Investigator |
平居 孝之 Nippon Bunri University, 工学部, 教授 (20136782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 正一 日本文理大学, 工学部, 准教授 (30262950)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 既存木造建物 / 老朽化 / 部材残存強度 / 非破壊試験方法 / ビス引き抜き / 圧縮強度推定 / 曲げ強度推定 / 耐震性能 / 木質構造 / 非破壊測定試験方法 / ビス引抜き強度 / 曲げ強度 / 圧縮強度 / 含水率 |
Research Abstract |
膨大な量の既存の木造建築物の中に老朽化が進行した建築物が多くあり、地震発生時に倒壊して多大の被害を人に与える危険性がある。このため既存の木造建築物に使われた構造木材の残存強度を、非破壊で測定できる技術の開発を目的として、従来から使われているヤング率の測定による方法や破壊による方法ではなく,ビスの引き抜きを用いた非破壊の試験方法に着目し、構造木材の残存強度の測定方法を開発するのに必要となる木材の曲げ強度および圧縮強度とビス引き抜き強度との関係を明らかにした。 多くの種類の木材の試験体を用い、含水率が異なる場合、ビスをねじ込む長さが異なる場合および木材繊維の方向とビスの方向が異なる場合を種々に設定するなど、必要な条件のデータを得るように適切に試験を行った。 試験結果を既往の研究結果と比較して、妥当性があることを考察し、ビス引き抜き試験で測定したビス引き抜き強度から、曲げ強度と圧縮強度を推定できることを明らかにした。さらにその推定式を提案し、ビス引き抜き強度から曲げ強度と圧縮強度を推定するために使う係数の値を導いた。 このように、既存の木造建築物に使われた構造木材の残存強度を非破壊で測定できる技術を、適切な試験方法を使い試験結果の妥当性を裏付ける考察を的確に行うことで開発した。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)