バイオセンサーを用いた空気質認知による安全・健康生活空間の創造
Project/Area Number |
17656180
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
加藤 信介 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00142240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立間 徹 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (90242247)
大岡 龍三 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (90251470)
黄 弘 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30376636)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 室内空気汚染物質 / 室内空気質分布解析 / 健康影響物質 / バイオセンサー / カビセンサー / 安全・健康生活空間 / シックハウス / 二次放散物質 |
Research Abstract |
シックハウス・シックビルディングシンドロームが自律神経系の失調に現れることに着目し、自律神経に選択的に作用する空気中の汚染物質を検出するセンサーの原型の開発を行った。但し、実用に供し得るバイオセンサーの開発ではなく、実用に供し得てバイオセンサーの特徴を生かすセンサーの仕様を合理的に定めることが目的である。 1.バイオセンサーの改良 生物の優秀な物質認識能を利用或いは模倣した化学センサーであるバイオセンサーは、基質認識部が測定対象である基質を認識して変化し、この変化を信号変換部によって電気信号に変え、得られた電気信号の処理により基質の濃度を知ることができる。このようなセンサーによる濃度認識は、室内空気汚染物質の濃度把握等IAQ問題の解決策として使用することが可能である。ここで、ホルムアルデヒドを吸着剤に吸着させた後、溶液に溶かし、既存の液中物質検出に用いられる細胞利用のバイオセンサーを、気中微量物質が見地できるよう試みを行った。さらに一種のバイオセンサーであるカビセンサーを用いて、室内空気汚染物質測定の可能性を検討した。 2.室内濃度に関するデータ収集 バイオセンサーにより室内空気汚染物質の人体影響を直接評価には、汚染物質の同定が必要である。日常生活での使用量が増加している殺虫剤、リン系難燃剤、農薬、防虫剤、プラスチック可塑剤、通常の溶剤等の室内濃度分布等を把握する実測と、文献調査によるデータ収集を行った。 3.室内空気質分布性状検討 バイオセンサーの人体付着位置、健康影響物質の濃度代表性をみる為、健康影響物質が人体の吸入空気に及ぼす影響等の室内空気質分布性状と人体吸入領域解析をCFDを用いて検討した。 4.二次放散物質による室内空気質汚染 室内空気汚染物質には、化学反応などにより二次室内汚染を起こすことが予想されている。ここで、塩化ビニル床材、接着剤などからの加水分解などによる二次放散物質の2E1H(2-エチル-1-ヘキサノール)の放散特性を検討した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)