建築の地域性概念の成熟に関わる「ことば」と「かたち」に関する研究
Project/Area Number |
17656191
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
重村 力 神戸大学, 工学部, 教授 (30116214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 保 神戸大学, 工学部, 助手 (70311777)
内田 文雄 山口大学, 工学部, 教授 (30325237)
伴丈 正志 長崎総合科学大学, 工学部, 助教授 (60218675)
李 暎一 宝塚造形芸術大学, 造形学部, 教授 (30330476)
八木 健太郎 西日本工業大学, 工学部, 講師 (30352222)
山崎 寿一 神戸大学, 工学部, 助教授 (20191265)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 地域性 / 成熟 / ことば / かたち / 建築デザイン / 建築文化 / 文脈 / 場所性 |
Research Abstract |
本年度は以下のように研究を実施した(2回の全体研究会合、メイルによる意見交換、新潟市・沖縄県那覇市・徳島県脇町のフィールド調査、各研究分担者による個別研究)。 1.地域性を意識した建築の作品発表や建築的主張を経時的に整理し、それぞれの概念(ことば)について、差異を明確にした。 2.上記の概念整理と対応する建築デザインにおける顕著な表現(かたち)との関係に着目し、個別分析を行った。 3.個別分析を持ち寄り、討議し、地域性概念の成熟に関わる「ことば」と「かたち」を分析した。 (1)昨年度に設定した研究フレームより以下のキーワードに基づく分析を行った。 モダニズム批判と地域性、コンテンポラリーヴァナキュラー、サイトプランニング、現代性と地域性、ヴァナキュラーと工業材料、ランドスケープと地域性、キッチュとポピュリズム、都市のコンテクスト、災害復興過程、参加論とワークショップ手法、創造的地域主義 (2)上記キーワードに関連する個別事例研究として、新潟市・那覇市・徳島県美馬郡地域、神戸市、和歌山市、北九州市、長崎市、フィリピン山岳集落等の事例採取と分析を行った。 (3)個別研究を総合することで、地域性概念が国際建築様式に対する概念として登場した70年代以降、様々な建築設計思想や社会的要請の変動と連動し輻輳しながら成熟し、建築デザインの方向を示す主要な概念として、「ことば」と「かたち」の対のあらわれとして展開し続けることを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)