サワガニの生息環境の違いによる間性個体の出現と生殖器官と内分泌器官の関係
Project/Area Number |
17657008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
武富 葉子 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 講師 (90040112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 徹 熊本保健科学大学, 教授 (70369122)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | サワガニ / 間性固体 / 卵巣 / 卵細胞 / 精巣 / 精子形成過程 / 精子 / X器官-サイナス腺 / 間性個体 / 造雄線 / 微細構造 / 生理活性 |
Research Abstract |
昨年度、サワガニGeothelphusa dehaani雄の間性個体の造雄腺の微細構造の解析から、造雄腺が二次性徴、即ち外部性徴に影響をあたえていることを示唆し発表した。本年度、それを論文にし、Crustacean Researchの雑誌に投稿し、受理された。 本年度は、間性個体、雌と雄の生殖腺について構造解析を行い、正常個体の生殖腺と比較、検討した。さらに生殖腺の調節機能について調べた。間性個体の雌の卵巣には十分に発達していない卵が存在し、発達していても卵の大きさが小さい、一方間性個体雄の精巣は精子形成過程中の、精子への変態前の段階で停止している精細胞が多い。精子に変態している精子の形態が正常の精子の形態と異なっていた。この結果については今秋、弘前の日本動物学会で発表予定である。 生殖腺の調節をしていると考えられたX-器官-サイナス腺については現在研究を進めている。 本年度の発表 サワガニGeothalphusa dehaaniの間性個体の生殖腺について。日本動物学会第77回大会 松江 サワガニGeothelphusa dehaaniの雌の間性個体の神経内分泌について。日本甲殻類学会第44回大会 函館。 サワガニGeothelphusa dehaaniのmm雌intersexの生殖腺について。日本甲殻類学会第44回大会 函館。 サワガニGeothelphusa dehaaniの雄intersexの生殖腺について。日本甲殻類学会第44回大会 函館
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)